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女性のホルモンバランスとは?
女性ホルモンは、生理や妊娠はもちろん、それにまつわる体の不調や、心の不調にまで深いかかわりを持っています。
女性ホルモンと呼ばれるのは、卵胞ホルモン(エストロゲン)と、黄体ホルモン(プロゲステロン)の2種類です。
卵胞ホルモンは「妊娠の準備」「女性らしい体づくり」。黄体ホルモンは「妊娠の維持」といった役割をもっているのです。
これらの女性ホルモンを出すのは卵巣で、さらに卵巣に指令を出しているのが脳です。
脳はストレスに影響を受けやすく、これが働かなくなると、生理の状態や体調にも影響が出てしまうのです。
ホルモンバランスが乱れると肌はどうなる?
- 肌の乾燥
- ニキビ
- たるみ、シミ、しわ
ホルモンバランスが乱れる原因は?
1加齢
若いころにはたくさん作られるホルモンも、歳をとるにつれて減少していきます。ホルモンの減少により、ホルモンバランスが乱れた結果、体内の機能が低下し、いろいろな不調が現れやすくなってしまいます。
2ストレス
ホルモンは、脳の指令によって分泌されるのですが、脳はストレスに対してとっても敏感です。多忙な生活や、精神的な緊張、気温差など、さまざまなストレスを受けることで、脳の機能が低下し、分泌される体の部分がうまく働かなくなってしまいます。
これもホルモンバランスの乱れに繋がるのです。
3不摂生
睡眠不足に暴飲暴食など、不摂生な生活は体に大きな負担を与えます。不摂生を続けると、ホルモンが十分に作られず、バランスが乱れる場合もあります。
ホルモンバランスの乱れをセルフチェックする方法
お肌チェック
- ニキビや乾燥など、肌荒れが気になる
- シミ、しわが増え、ハリがなくなった
- 爪が割れやすい
- 体毛(ひげやすね毛)が濃くなった
- 髪がパサつき、白髪が増えた
体調・精神面チェック
- 生理不順
- 頭痛や肩こりがひどい
- 疲れやすく、だるさを感じる
- イライラしがち
- 無理なダイエットを経験した、または現在している
ホルモンバランスの乱れを整える対処法
1食事と睡眠
バランスの良い食生活を心がけましょう。肉、魚、大豆のタンパク質、野菜、炭水化物、少量で良質の油をバランスよくとると良いでしょう。発酵食品や、腸内環境を整えるオリゴ糖、食物繊維を多く含むものもおすすめです。
良質な睡眠は、心身からのホルモン対策になります。遅くても12時には寝て、7時間の睡眠は確保したいですね。寝る直前までの携帯電話、寝る2時間以内の食事などは控え、睡眠の質を上げる事を心がけましょう。
2ストレス解消
ストレスが大きく影響してくる為、自分なりのストレス解消が大切です。体を動かして、血行と体の代謝を良くすると、女性ホルモンにも良い影響を与えます。ヨガやストレッチなど、軽い運動をこまめに取り入れてみてはいかがですか。
3スキンケア
生理周期と女性ホルモンの影響によりお肌の状態は1か月間でとてつもなく変化します。時期やタイミングに合わせたスキンケアを行うとよいでしょう。
おすすめの肌あれを防ぐためのスキンケアポイント
◎生理が明けてから10日間は集中的なケアを
排卵から次の生理まではお肌が不調になりがちなので、それを補うためにもこの期間のスペシャルなケアがおすすめです。
おすすめのケア方法
- 保湿力が高く、美容成分を多く含んだ、ちょっとリッチな洗顔石けんで優しく洗顔してみる
- 濃縮された美容成分が入っているシートパックを使った贅沢スキンケア
- 美容オイルをいつもより多めに使ってみる
◎生理が始まる前の5~7日間は刺激の強いものは使わない
この期間は皮脂分泌が増えてしまう為、ニキビや毛穴の開きに繋がり肌がごわつきやすくなります。皮膚の抵抗力も弱まる為、あまり刺激しないことがおすすめです。
おすすめのケア方法
- 無添加でシンプルな、洗顔石けんで優しく洗顔してみる
- ピーリングやスクラブはやらない方が良い
- 敏感肌にも使用できる化粧水などで優しくケア
<まとめ>