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酒粕とは?
酒粕とは、米と米麹を発酵させて日本酒を作る過程で残る搾りかすのこと。
米由来の栄養分がたっぷりと含まれていて美容や健康効果の高さから注目を浴びている素材です。
まずは酒粕の種類について見ていきましょう
酒粕の種類とそれぞれの違い
- 四角い板上で売られているもので、ちぎってから水で練り、柔らかくしてから使います。日本酒の栄養がそのまま残っているのが特徴
- 加工しやすいようにペースト状にしてあるもの。柔らかく溶けやすいのが特徴です。食品調味料用として酸化防止剤などの添加物が加えられており加熱して使う場合にオススメ。
- 酒粕を半年前後熟成発酵させたもの
見た目は茶色っぽく、酸っぱい香りがするのが特徴です。用途は漬物用として、肌に塗ったりするのにはあまり向いていません。

酒粕の成分と美容効果
酒粕の成分と美容効果を一言で説明すると以下の2つが優れています。
- ビタミンB郡など 美肌効果
- コウジ酸 美白効果
美肌効果
酒粕に含まれているビタミンB郡は肌の代謝を高め、肌のターンオーバーを促進します。保湿効果も高く乾燥の予防にもなります。酒蔵の杜氏さんの手がきれいなのは酒粕の美容成分のおかげだと言われていますね。
美白効果
酒粕には「コウジ酸」と言う美白成分が含まれており、化粧品会社でも美白成分として研究が進んでいます。シミ、ソバカス原因となるメラニン色素を抑え、シミ、ソバカスの予防に効果を発揮してくれます。
今すぐできる酒粕の効果的な使い方
- 洗顔や美容パックに酒粕を生のままバナナ豆乳ココア等と一緒にミキサーにかけてドリンクを作ってみましょう。特に大豆製品と酒粕の相性が良く、栄養分が組み合わさって相乗効果が得られます。
ただし酒粕にはアルコールが含まれているためお子様や運転前、お酒の弱い方は注意してください。
- 酒粕を食べて美容効果を得るだけではなく、洗顔料と混ぜて使ったりそのままお肌に塗ってパックをしたりするだけでお肌がモチモチになり美白効果も得られます。酒粕はそのままでも栄養たっぷりですがより高い美容効果を狙うならば生のままを使うのがオススメ。
おうちで簡単、酒粕美容のレシピ
酒粕洗顔
酒粕洗顔のやり方はとても簡単です。酒粕と泡立てネットを合わせて一緒に泡立ててあげるだけで乾燥予防や、美白効果が期待できますよ。
準備するもの
- 固形石鹸(または洗顔フォーム)
- 泡立てネット
- 酒粕(小さじ1杯程度)
1 酒粕を取り泡立てネットに包んで輪ゴムで留める
2 洗面器などにぬるま湯を張り、中で酒粕を揉んで柔らかくする。
3 お湯が少し白くなったら固形石鹸と酒粕が入った泡立てネットでモコモコの泡を立てる。
4 泡で顔全体を包み普段より少し長めにやさしくマッサージをする
5 洗面器のお湯を変えぬるま湯で洗い流す。

酒粕パック
酒粕パックのやり方もすごく簡単です。容器に酒粕と精製水を加えて混ぜて顔やボディに塗って放置するだけでシミ、ソバカスの予防とモチモチ肌に!
準備するもの
- 酒粕 100g
- 精製水 150mL
- ボウル、またはガラス容器
1 ボール、ガラス容器に酒粕を入れます。
2 精製水を少しずつ加えながらヘラなどで伸ばしてペースト状にします。これで酒粕パックが完成。
3 酒粕パックを顔やボディに塗って5分から10分おきます。
4 ぬるま湯で丁寧に洗い流します。

酒粕美容はどんな人にオススメ?
- シミ、ソバカスの予防に
- カサカサ乾燥肌が気になる人に
- 顔の小じわ、ほうれい線予防に
酒粕美容の注意点
子供やお酒が弱い方は注意
酒粕にはアルコールが5〜8%含まれています。アルコールが苦手な方は肌に刺激があるかもしれません。
アルコールが苦手な方は電子レンジで1から2分加熱してあげてアルコールを十分に飛ばしてから使用しましょう。
賞味期限を守って使用する
酒粕は食品としても使用できるため賞味期限が設定されています。酒粕がの栄養価がたっぷりなのに菌が繁殖しにくいのはアルコール成分が菌の増殖を抑えているからなのです。時間が経ってアルコールが飛んでしまうと酸っぱい匂いがしたらいいとが引くようになります。酒粕の賞味期限は冷蔵保存で3ヶ月から半年程度が目安です。
洗顔やパックに使う際は小分けにして冷凍しておくのがオススメですよ。
<�まとめ>
