この記事の目次
デジタルパーマとは?
別名「形状記憶パーマ」と呼ばれていて、濡れた状態から髪を乾かすだけで自然にカールがどんどん出てくるパーマです。その秘密はパーマをかける途中で専用のロットに熱を加えてカールを定着させることです。
通常のパーマは熱を加えないで薬剤のみで形を作るのに比べ、デジタルパーマは薬剤+熱の合わせ技でカールを作っていくことになります。
デジタルパーマのメリット
デジタルパーマのメリットを簡単にまとめますと…。
- パーマのスタイリングがしやすい
- パーマの持ちが良い
- 大きくふんわりとしたカールを作れる
- <広がる毛先を抑えることができる。/li>
- くせ毛の人でもパーマを楽しめる。
パーマのスタイリングがしやすい
デジタルパーマは髪の毛にドライヤーなどで熱を与えるとどんどんカールが出てきます。寝グセが少ない日などは朝ドライヤーの風を当てて毛先を揉み込んであげるだけで毛先に素敵なカールが現れます。
パーマの持ちが良い
デジタルパーマは髪に薬剤だけではなく熱のチカラを使って形を形状記憶させます。それによって髪の内部まで形が作られることから通常のパーマと比べて長持ちし、カールを長く楽しむことができます。髪質やダメージによって個人差はありますが、通常のパーマの倍は長持ちします。
大きくふんわりとしたカールを作れる
通常のパーマは波打つようなウェーブを作るのに適しています。反対にデジタルパーマはカールアイロンで髪の毛を巻いたようならせん状の緩やかなカールを作ることができます。らせん状のカールは髪の毛を下ろしたときにも広がらず適度なふんわり感を演出してくれます。
広がる毛先を抑えることができる
これは熱でかけるパーマの特徴ですが、髪の毛が一定以上広がらないのが嬉しいポイントです。湿気がある日や強い風に吹かれても手口を入れてあげれば簡単に素敵な髪型に元通りです。ただし、広がりを抑えられるのはデジタルパーマがかかっている髪の毛の中間から毛先までです。
くせ毛の人でもパーマを楽しめる
通常のパーマは自分のくせより弱いパーマをかけることができません。しかし、デジタルパーマは熱を使って形を作るためある程度のクセ毛であればうねりや広がりを無視してかけることができます。これまで「癖があるから…」とパーマを諦めていた人もデジタルパーマならば大きく柔らかいカールを作ることができます。
デジタルパーマのデメリット
デジタルパーマのメリットを簡単にまとめますと…。
- 根本のボリュームは出せない
- 普通のパーマよりも価格が高い。
- ベリーショートヘアにはかけられない。
根本のボリュームは出せない
デジタルパーマは専用のロットが熱を持ってカールを定着させるため、髪の毛の根元まで巻き込んでしまうととても熱いです。そのため美容師さん達は根本を数センチ開けてパーマをかけるのです。トップをふんわりさせたい、全体的にボリュームが欲しいと言う人はデジタルパーマはあまり向いてないかもしれませんね。
普通のパーマよりも価格が高い
デジタルパーマは薬剤も高価で施術の時間もかかるため通常のパーマよりは価格が高いです。ただしパーマの持ちは通常のパーマの倍以上なので2回分かけたと思えばコスパは一緒で、予算内におさまることも多いかもしれませんね。
ベリーショートヘアにはかけられない
髪の長さが10センチ以下のショートヘアには専用のロッドが巻き込めないため、パーマをかけるのは難しいでしょう。仮にデジタルパーマをかけることができたとしてもデジタルパーマのカールはベリーショートヘアーとは相性が悪い可能性があります。
デジタルパーマは髪が痛む?
結論から言いますと最近のグレードが高い薬剤は痛みません。10数年前、デジタルパーマが世に出た当初は薬剤のダメージ+熱のダメージだったので通常のパーマより痛むと言われていました。しかし、最近は薬剤のダメージが全くない薬剤も世に出てきました。美容師の感覚としては通常のパーマよりもデジタルパーマの方がダメージを少なくかけることができるそうです。
デジタルパーマはどんな人にオススメ?
- くせ毛で広がる人
- パーマがかかりにくくてすぐ落ちてしまう人。
- 固定で巻いたような緩やかなカールがあるヘアスタイルにしたい人
- 朝のスタイリングを楽にしたい人。
デジタルパーマのスタイリング方法
デジタルパーマは乾かすだけでカールが現れる扱いやすいパーマです。先ほども書きましたがドライヤーの熱を加えるだけでカールが簡単に作れたりするのは忙しい朝の時間にはとても助けになります。さらにオススメの方法はデジタルパーマの上から太めのカールアイロンを使って動きをプラスしてあげることです。髪の毛を大きくとって無造作に巻いてあげるだけであら不思議、簡単にヘアカタログに載っているような髪型を作ることができます。
デジタルパーマにお勧めのスタイリング剤
デジタルパーマをかけた髪の毛につけるスタイリング剤でオススメなのはセット力がないヘアオイルや固形オイルのバームです。髪の毛にツヤとまとまりを与えてあげるだけでワンランク上のカールヘアを楽しむことができます。反対にヘアワックスなどセット力があるものは「髪の動きをプラスするもの」なのですでにカールが出ているデジタルパーマに余計な動きは必要ありません。かえって髪がベタつくのでオススメしません。