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そもそも、ドライカットとウェットカットとは?
美容室では髪が乾いた状態でカットすることをドライカットと言い、シャンプーした後に髪が濡れたままカットを始めることをウェットカットと言います。
ドライカットの特徴
その名の通り髪が乾いた状態でカットをするため、髪のクセや部分的にはねるなどのお悩みに適したカット方法です。ふんわりとした無造作な動きが出しやすくなるのも特徴です。
ドライカットのメリット
自宅でヘアスタイルが再現しやすい
ドライカットは髪が乾いた状態で毛先やクセの状態が家で乾かした時と同じ状態でカットが始まります。そのため、「サイドが広がる、右側の毛先だけがはねる」などの細かなスタイリングの悩みにも対応することができます。
乾いた状態で切っているから翌日ドライヤーで乾かすだけでも美容室と同じような髪型にスタイリングすることができます。
毛束や動きを出しやすい
ドライカットは髪と髪の空間を見ながらカットすることができる技術です。ふわっとした空気感を出したりトップに動きを出したり、束感を作りながら無造作な動きを出しやすくすることができます。
ドライカットのデメリット
髪質によってはダメージしてしまうことも
乾いている髪は濡れている髪に比べて硬くなっています。そこに数回ハサミを入れるわけですから摩擦が生じ、毛先のぱさつきなどの原因となることがあります。
髪質のことをよくわかっていないと時間がかかる。
髪のクセや生え方を見ながらカットするため、いつも担当している髪の特徴をわかっている美容師さんならばスムーズに施術できるでしょうが、初めて行くお店などでは髪のクセや生え方を理解するまでに時間がかかります。
ドライカットでオススメのヘアスタイル
軽めのショート
無造作なエアリー感を出したいミディアムスタイル
浮遊感のあるロングヘア
ウェットカットの特徴
濡れた状態でカットするのは美容師が1番初めに習う技術です。そのため感覚的に慣れているカット方法なのではじめての美容院でも安心してオーダーすることができます。また長さを大きく変える場合や重ためのヘアスタイルを作る場合にはまずウェットカットをすることが多いでしょう。
ウェットカットのメリット
ドライカットに比べて髪へのダメージが少ない
濡れている状態の髪はふやけていてハサミですぱっと切ることができます。
髪の毛の断面がまっすぐ綺麗であればあるほど、髪の毛表面のキューティクルが剥がれず、毛先のパサつきは起こりづらくなります。
カットの切り口がまっすぐきれいに切れているためヘアスタイルが長持ちしやすい。
髪の毛は1本1本の伸びるスピードが違います。長さが揃わずバラバラになってくると毛先がまとまらなくなるのです。ウェットカットはまっすぐきれいにカットラインを出すため時間が経って毛先がばらついてもまとまりをある程度維持することができます。
ウェットカットのデメリット
翌日のスタイリングが難しい
濡れた状態で切っているので、乾いた状態を完全にイメージすることができません。
また、美容室で髪を乾かす時はきれいにブローしてくれるので普段気になっているちょっとした広がりや毛先がはねるなどの小さな髪のお悩みは美容師のテクニックで収まってしまい気づかれないことが多いです。
ウェットカットでオススメのヘアスタイル
重めラインのショートボブやボブスタイル
毛先が重ためのワンレングス
まとめ
それぞれのメリットデメリットを知った上で担当の美容師さんに髪型をオーダーしてみましょう。