この記事の目次
トリートメントとコンディショナーの違いとは?
一言で説明しますと、
- トリートメントは内部補修
- コンディショナーは外部のコーティング
どちらも髪の毛の栄養分がメインで作られており、成分に大きな違いはありません。違うのはそれぞれの粒子の大きさです。トリートメントは粒子が細かく髪の毛の内部に入ることができます。コンディショナーは粒子が大きく髪の毛の入り口(キューティクル)の内側に入ることができず外側にとどまってしまうため髪の外部のコーティングをする働きがあります。
トリートメントの種類と役割
ホームケアトリートメント
お風呂でシャンプーをした後に髪のパックのように使うものや、ドライヤーで髪を乾かす前につける洗い流さないトリートメントがあります。それぞれ使うタイミングは異なりますが、毎日自宅で行うヘアケアで髪の毛の補修と言うよりも髪の毛がこれ以上ダメージを受けないよう予防するようなコンディションを整える効果があります。
サロントリートメント
その名前の通り美容室で行うトリートメントのことです。実際に美容室でトリートメントをしたことがある方はわかるかもしれませんが、とにかく何種類もつけるのが特徴です。その秘密はホームケアトリートメントに比べて栄養分の濃度が濃いので髪質や悩みに合わせた髪の毛内部の補修ができます。何種類も使い分けるのは髪の状態やダメージに合わせて必要な分を必要な分だけ入れる必要があるからです。
トリートメントの使用方法
トリートメントは髪の内部に浸透するまでに少し時間がかかります。油分やタンパク質など髪の栄養がぎっしり上の内側に入り込むまで5分から10分ほどおくものが多いでしょう。また髪にトリートメントが1番浸透しやすい温度は37度とされていますので、手で揉み込んで髪の毛をマッサージしてあげるとより効果的です。
トリートメントはどんな髪にオススメ?
- カラーやパーマのダメージがある髪
- 乾燥しやすく湿気で広がりやすい髪
コンディショナーの種類と役割
コンディショナーは髪の内部まで浸透せず髪の表面だけをコーティングするものになります。シャンプーでアルカリ性に傾いてしまった髪の毛を髪本来の弱酸性に戻す役割があります。
基本的にホームケアで使うものなのでコンディショナーに種類の違いはありませんが、似たようなもので「リンス」があります。これもコンディショナーと同じような働きをするものです。コンディショナーとリンスは中身はほぼ一緒で呼び方が違うだけと考えてよいでしょう。
コンディショナーの使用方法
時間をかけて栄養分を髪の内部に浸透させるトリートメントと違い、コンディショナーは長時間置いてもあまり意味がありませんので髪の毛全体につけて軽くクシでとかしたらすぐお湯で流しても大丈夫です。
コンディショナーはどんな髪にオススメ?
- カラーやパーマをしていないバージンヘアに
- サロントリートメントをした髪のコンディション維持に
トリートメントコンディショナーどちらも使った方が良いの?
厳密に言えば、ホームケアトリートメントで髪の毛の内部を補修した後に、コンディショナーで外部のコーティングをしてあげるのが良いでしょう。しかし、それよりも1番手っ取り早く美髪に近づけるのが、月に1度サロントリートメントをして毎日のホームケアでコンディショナーを使ってあげるのが髪の状態を向上させるのに1番オススメです。