この記事の目次
老化を感じるお肌のサイン
- お肌にハリがなくなってきた
- 乾燥が気になる
- シワが目立つ
- 毛穴が広がってきた
- 肌がくすんでごわつく
- シミが大きくなってきた
- 大人ニキビができる
肌はこうなっている!
お肌は、外側から、「表皮」「真皮」に分かれています。
うるおいを保ちながらお肌を守ってくれるのが「表皮」、表皮の下でふっくらと下肌の土台を気づいてくれるのが「真皮」です。
[表皮]
肌の一番上にあり、外的刺激からお肌を守ってくれる部分です。
一番外側の私たちが触れる部分を「角層」といいます。
肌内部の水分が蒸発しないようにしたり、外からの細菌や紫外線などの刺激から守ってくれるバリア機能を備えています。
角層以下の表皮は、お肌を生産する部分です。
その下に、真皮との境目になる「基底層」があります。
基底層で生まれた表皮細胞が、しっかりとくっつき、丈夫な表皮をつくっているのです。
[真皮]
表皮の下にあるお肌の土台のようなもので、栄養と酸素をお肌のすみずみまで届けてくれる部分です。
主な成分は「コラーゲン」です。真皮の中に網目状のネットワークをつくり、お肌の弾力をキープしてくれます。
そして、コラーゲンをつなぎとめるように支えてくれる、弾力のある線維「エラスチン」があります。
このコラーゲンとエラスチンのすき間を埋めつくすのが、「ヒアルロン酸」です。ゼリー状で弾力があり、水分保持力が高いので、真皮の構造を安定して保ってくれます。
老化をもたらす原因3つ
- 紫外線
- 細胞の酸化
- ホルモンの減小
[紫外線]
肌老化の65%は紫外線によるもので、「光老化」といわれています。
シミ・たるみ・シワの原因に
紫外線を浴びると、肌のなかでメラニン色素が作られます。
メラニン色素が肌の中に残って沈着したものがシミになってしまうのです。
また、真皮にまで到達した紫外線は、肌のハリを保つコラーゲンを劣化させるので、
たるみやシワの原因になってしまいます。
たまっていく紫外線ダメージ
紫外線は、毎日じわじわとダメージを積み重ねていきます。
1年中、生活の中で浴び続けている紫外線の蓄積が、シミの大きな原因になっているともいわれています。
紫外線には「UV-A」と「UV-B」があり、それぞれうけるダメージは違います。
●UV-A
曇りの日でも、室内にいても、じわじわとダメージを与え、肌の真皮にまで到達します。
肌のハリと弾力をキープするコラーゲンがダメージをうけ、シワたる・たるみの原因になってしまいます。
●UV-B
雲やガラスである程度さえぎられ、真皮までは届きませんが、肌が赤くヒリヒリした状態を起こしてしまいます。そのダメージから真皮層を守ろうと、メラニンをたくさん作り出し、結果シミやそばかすの原因になってしまいます。
[活性酸素]
実は私たちのお肌は、生まれた瞬間から徐々にサビついていきます。
食べ物や油、金属などと同じように酸素に触れて時間がたつと酸化し、ダメージを受けるのです。
私たちの体の細胞をサビつかせているのが、活性酸素です。皮膚が酸化することで真皮のコラーゲンは硬くなり、肌の弾力が失われてしまいます。
活性酸素をたくさん生み出してしまうものには、紫外線、過労、ストレス、喫煙、食品添加物、大気汚染などがあります。
また、お肌をこすりすぎてしまう物理的刺激や、合わない化粧品によるダメージによる、慢性的な炎症でも、活性酸素が発生します。
[ホルモンの減少]
みずみずしいお肌を保つために欠かせなのが、女性ホルモンと成長ホルモンです。
女性ホルモンや成長ホルモンは、加齢とともに減少していきます。
これらは、肌の弾力を保つコラーゲンを生成してくれますが、減少すると新陳代謝が悪くなってしまいます。
それにより、真皮のコラーゲンやエラスチンの量も減少し、真皮層が薄くなっていきます。
皮膚が薄くなることで、皮脂を分泌する力も弱くなり、肌の柔らかさは失われ、シワやくすみ、たるみが目立つようになってしまうのです。