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ワセリンとは?
ワセリンの始まりは、1859年。石油採掘機に付着するワックスに、軟膏の作用があると知ったアメリカの科学者が、それを精製し出来たのが「ワセリン」です。
原料は石油で、これを高純度に精製して作られた皮膚の保護剤です。
精製する際の純度の高さによって、色が変わります。
純度が低いものは黄色ワセリン、純度の高いものは白色ワセリンとよばれています。
- 「雑貨品」の区分になり、安くてどこでも手に入るのが利点です。
- 黄色ワセリンを更に精製して不純物を取り除いたもの。「医薬品」もしくは「化粧油」として販売されています。
ワセリンの特徴
[肌の保護膜の代わりにになる]
肌の表面には天然保湿因子(NMF)という物質があり、肌の乾燥を防いでいます。
ワセリンは、この天然保湿因子(NMF)の働きをサポートして、水分の蒸発を防ぎ肌を保護してくれるのです。
ただし、ワセリンは肌を保護してくれても、保水は出来ません。
保湿成分が入っていないので、肌に栄養を与えたりという効果は期待出来ないため、
お顔に使う際は化粧水や美容液でしっかりと水分補給をしてから、最後にワセリンを塗るようにしましょう。
[様々な使い方が出来る]
全身のの乾燥対策に、美容に、更には日常生活にもいろいろと取り入れることが出来るのが魅力的。
ベビー用は赤ちゃんでも使えますし、幅広い年代で使用できます。
コストパフォーマンスは抜群といえるでしょう!
[敏感肌の方は白色ワセリンを]
一般的にワセリンには副作用の問題はないといわれています。ただ、純度の低いものを使用すると、かぶれを起こすこともあるといわれています。
敏感肌の方は純度の高い白色ワセリンを使用するのがおすすめです。
ベビー用のワセリンは、より不純物の少ない白色ワセリンです。無香料・無着色・パラベン(防腐剤)フリーのものがほとんどなので、敏感肌の大人の方はベビー用を使うのが良いでしょう。
こんな時にワセリンを使おう
[美容]
・リップ代わりに
リップクリームとしても活用出来るワセリンですが、乾燥がひどいときはリップパックがおすすめ。たっぷり塗り、ラップをして5分程おくとプルプルに!
また、口紅の上から少量塗ることで、色落ちを防いで口紅が長持ちしてくれます。
・スキンケアの仕上げに
お顔に使う場合は、化粧水や美容液でしっかりとお肌に水分補給をしてから、最後にワセリンを塗ります。最後に塗ることで、内側に浸透した保湿剤の蒸発を防ぎ、保湿効果を長持ちさせてくれます。
顔に塗る量は、米粒の半分くらいの量で十分でしょう。
手のひらで良く温めてから優しく押し付けるように塗ります。
ただし、あまり塗りすぎてしまうと、空気中のホコリを吸着したり、熱がこもりやすくなり、それがもとで肌トラブルになることもあるので、塗りすぎには注意しましょう。
[からだの乾燥に]
・全身保湿
ワセリンには、しみるような成分は入っていないので、乾燥が気になる部分に、安心して使えます。ワセリンを手のひらで良く温め、ひじ・かかと・すねなど、特に乾燥が気になる箇所にくるくると塗るとよいでしょう。
日焼け後に肌が乾燥してヒリヒリする時にもワセリンがおすすめです。
・ハンドケア
ワセリンはベタベタしてしまうので、ワセリンを使ったハンドケアは就寝前がおすすめです。ハンドクリームを塗った後にワセリンを塗り、手袋をして寝ることで、手の水分を保つことが出来ます。
[日常生活]
・靴擦れ防止
靴擦れが起こりそうな場所にあらかじめワセリンを少量塗っておくと、摩擦が軽減され、靴擦れの防止になります。
・革製品のお手入れ
ホコリや汚れをとった後、乾いた布に少量のワセリンをつけ拭くだけでツヤツヤに!
ホコリを防いでくれるので光沢感もアップします。
・花粉対策
花粉の季節、鼻の中にワセリンを塗ることで、花粉の侵入を防ぎ粘膜を保護してくれます。完全にブロックは出来ませんが、やってみる価値はあるといえるでしょう。
[ベビー&キッズ]
・おむつかぶれ
軽いおむつかぶれであれば、ワセリンを塗ってあげると良いでしょう。おしりの皮膚をきれいにした後に、ワセリンを塗ってあげると、おむつの摩擦や、尿や便の刺激から保護する効果も期待できます。
・食事・よだれかぶれ
食事によるかぶれには、食事前に口の周りにワセリンを塗って保護膜を作ってあげることで、汚れや摩擦からの刺激を軽減してくれます。食後も優しく汚れを落とした後、ワセリンを塗り保護してあげましょう。
よだれかぶれには、食事の前後に塗る以外にも、常にワセリンで保護してあげることで、かぶれ予防の効果が高まることが期待できます。
まとめ
家に一つあると、家族全員使えるので重宝すること間違いなしです。
目的やお肌に合ったワセリンを選んで使っていきたいですね!