猫と狐の意外な繋がり

スピリチュアル

猫が狐に?

猫といえば、人気のペットであり、もっとも身近に見ることの出来る動物の一種。それに比べると狐は、北海道などの広大な自然の中か、動物園にいかないと、現在ではなかなか見ることの出来ない動物です。しかし、スピリチュアルな世界では両者には意外な繋がりがあるのをご存知でしょうか?

生物学的にみると、猫は「ネコ目ネコ科」、狐は「ネコ目イヌ科」であり、ネコ目というところは一緒ですが、これは別名「食肉目(しょくにくもく)」といって、肉食の多くの動物が属しているのです。つまり、猫と狐は生物学的に、比較的遠い関係といってもいいかもしれません。

では、スピリチュアルな繋がりとはいったいなんなのか? それは猫がなぜか、稲荷として祀られるケースが多いということなのです。福島県福島市に「ねこ稲荷」という場所があります。

こちらは、もともとは西坂稲荷と呼ばれており、その祠には、一匹の狐が住み着いていたのですが、他の狐に騙され尻尾と神通力を失ってしまいました。そのときに、お坊さんに諭された狐がネズミを退治する養蚕の守り神となったことから、いつしか「ねこ稲荷」と呼ばれるようになったのです。

なぜか、狐が猫へと変わってしまい、今では飼い猫の幸福を祈ると御利益があるとされ、ねこ祈願祭も行われ、毎年かなりの数の人が訪れるようですが、実はこのような場所は他にもあります。東京にある「美喜井稲荷」は、猫のおかげで命拾いした人が、火事で亡くなった猫を祀ったことが由来といわれていますし、「三光稲荷神社」は戦前まで迷い猫探しのご祈祷をしていました。

スピリチュアルな世界では猫と狐が同一視される理由

なぜ、猫がお稲荷さんとあわさってしまうのか? 一説によると、招き猫とお稲荷さんにつきものの狛狐が関係しているともいわれています。招き猫の起源については諸説ありますが、その中に、元々は狐の人形が果たしていた役割を、猫が引き継いだという説があるのです。

猫も狐も、妖術を使う、化けるなどといった神秘的な力をもつ存在とされていたために、ふたつの存在がいつしか融合したと考えられたようなのです。

そもそも、お稲荷さんの使いに「狐」がなった理由も実はよくわかっていません。霊獣として信仰されていた狐がお稲荷さんと習合した、穀物霊をあらわす言葉が「きつね」に近かった、ダキニ天の使いの「野干=ジャッカル」が狐に似ていたので、ダキニ天と稲荷が習合した結果、狐がお使いになったなど、さまざまな説が存在しているのです。

古い時代には猫と狐の生物学的違いは、あまり重要視されていなかったのでしょう。双方共に人を化かすこともある、力を持った霊獣であり、身近なものだったために、あまり深く考えず、神聖な狐や猫を、お稲荷さんとして祀ったというのが意外とシンプルな理由なのかもしれません。

みなさんも、どこかでお稲荷さんに祀られている猫を見かけたら、そのエネルギーを感じてみてください。猫と狐のスピリチュアルな謎が解き明かされるかもしれませんよ?

COCORiLA編集部

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