お地蔵様が燃え上がる過激だけれども、夏の終わりにふさわしい伝統行事

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お地蔵様の信仰方法は様々

お地蔵様といえば、人々を地獄から救い出してくれる仏様として多くの信仰を集めている存在。あえて、現世に留まって救済を続けるという、その慈悲によって庶民から親しまれており、全国各地に祀られています。また、子供の守護神としても知られており、日本人ならば、その姿を知らないという人はいないことでしょう。

高い知名度を持ち、全国各地で祀られていることもあり、お地蔵様への祈願方法には様々なものがありますが、茨城県古河市で8月23日、24日に開催される「蝋燭地蔵」は、かなりインパクトのある奇祭として知られています。

8月中旬から下旬には、お盆で戻ってきた霊への鎮魂の意味合いがあるのか、火を使った行事が多く行われています。例えば、同じ日程で、京都の化野にある「念仏寺」では有名な「千灯供養」が行われます。こちらは、念仏寺の代名詞ともいえる、多くの石仏に蝋燭を灯すというもの。

この行事は、平安時代から死者が捨てられる場所だった化野一体に散らばり、忘れ去られていた石仏を、明治時代に念仏寺境内に集め、供養として蝋燭を供えたことが由来。蝋燭の明かりに照らし出される石仏は、京都の夏の風情でありながら、どこかもの悲しさを感じさせてくれるものとなっています。

豪快に燃え上がるお地蔵様

一方、蝋燭地蔵は、かなり見応えのある行事となっています。こちらは江戸時代から400年近く続いているものなのですが、自分の病気や怪我と同じ部分に蝋燭を立てることで、お地蔵様が身代わりになって、その部分を癒してくれるのだそうです。

初代のお地蔵様は1719年、江戸時代の中期に建立されたものでしたが、長年にわたって燃やされていたために、一度燃え尽きてしまい、現在のものは昭和11年に再建された2代目となっています。お地蔵様が燃え尽きてしまうことからもわかるように、約2000本もの蝋燭が燃え上がるこの行事は、夏の終わりの風情を吹き飛ばすかのような、炎が持つ力強さを感じさせてくれます。それでは、実際の行事の模様をご覧下さい。


かなりの勢いで燃え上がっているのがわかると思います。興味を持たれた方は、23日と24日に開催されていますので、茨城県古河市にある高野八幡宮を訪ねてみてはいかがでしょう? お地蔵様の慈悲と、強力な炎の力で癒されることができるはずです。

Spot Data
高野八幡宮
茨城県古河市高野1473

COCORiLA編集部

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