鬼門が開いた!

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旧暦7月1日に開かれる門

本日、鬼門が開きました。私たち日本人にとっては、鬼門というと東北を指す家相などの思想が一般的かもしれませんが、台湾などの中華圏では、鬼門というのは「死者の門」すなわち、あの世とこの世を隔てている門のことを示します。つまり、今日からあの世の存在が現世に戻ってくることができるわけです。

COCORiLA読者の皆様ならば、すでにお気づきのことと思いますが、これは日本の「お盆」とまったく同じ考え方です。ご先祖様や無縁仏などといった霊が、この時期だけは戻ってくるので、お供えをして供養をするわけです。

日本との大きな違いは、その期間の長さでしょう、旧暦の7月1日から7月30日までの、ほぼ1ヶ月、ずっと鬼門は開きっぱなしなのです。ですから、この時期には霊はいつでも、あの世とこの世を行き来できるわけです。そのために、この月は「鬼月」と呼ばれています。

日本とは異なった供養

といっても、さすがに毎日のように供養をするのは大変なので、日本のお盆と同じ7月15日に、盛大に儀式を行うのだそうです。これは、日本のお盆よりもかなり大々的なものであり、お供えもさまざまな果物だけでなく、豚やニワトリなどといったお肉、さらにはお菓子やお酒まで多種多彩となっています。

ちょっと面白いのが、お供えの果物の名前で、さらに縁起を担ぐというもの。中華圏では言葉の響きが似ているものを同じものと見なすという縁起担ぎが多いのですが、同じような感じで、バナナと梨とパイナップルは「招来旺」で繁栄を招く、ブドウと柑橘類、棗で「討吉利」として幸運を呼ぶといった具合に組み合わせてお供えをするのです。

このようにしっかりと供養することで、ご先祖様だけでなく、無縁仏や地獄で苦しんでいる亡者に功徳を施したことになり、それによって自らの一族の平穏と幸運が得られるというわけです。

このあたりは、日本のお盆と共通の要素が多いのですが、実はお盆に比べると鬼月は、遙かに多くの禁止事項が存在しています。

鬼月に行ってはいけないタブーとは?

あの世からの霊たちがあちこちにいるために、写真を撮らない、夜に外にでない、水遊びをしないなどといった、霊と関わらないためのものや、口笛を吹く、風鈴を夜に外に出すなどといった、霊を招くような行為をしないようにしますし、さらには、結婚や引っ越し、不動産や車の購入などといったものは控えるようになっているのです。

中国では古い文化が失われてしまっているので、どちらかというと、厳密に鬼月をすごすのは台湾の人たちのほうが多いようです。

日本ではお盆というと、数日のイメージがありますが、実際には日本でもこれから1ヶ月近く、霊があの世からやってきているのかもしれません。しっかりとタブーを守るとまではいかなくても、普段よりも霊などに遭遇しないように気をつけた方がいいかもしれませんよ。

COCORiLA編集部

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