今、中国で人気のお酒は開運にも効果的

すでにプレミア価格になっている新しいお酒
中国で話題となり、すでにプレミア価格がつくほどの人気となっているお酒があることをご存じでしょうか? そのお酒とは「竹酒」。
日本では竹をコップとして使ったり、竹筒にお酒をいれてお燗をしたりする竹酒がありますが、中国のものは、生きた竹の幹に直接アルコールを注入するという、大胆な製法となっています。
こちらは、竹の幹に独自の技術で清酒や蒸留酒を注入し、数ヶ月から1年以上熟成させることによって、お酒の中に、竹の成分が自然と含まれていき、なんともいえない香りと竹が持つ解毒作用が加わり、なおかつ、味わいもまろやかになるというもの。
自然の竹を使っているだけあって、伐採した竹からお酒が流れ出してくる光景は、とても不思議なものであり、これだけでも価値があるような気がしてしまいます。論より証拠、動画をご覧になってみてください。
竹に秘められた様々な力
とても興味深い、竹酒。数年前に開発されて、今では年間数万リットルほどの生産量なのだそうですが、購入希望者はどんどんと増えており、年々生産量は増えているということです。
竹は古来から縁起の良い植物として知られていました。今でも松竹梅という言葉が使われていることからも、それはわかると思います。また、お正月に門松にも竹は使われています。これは、真っ直ぐに育つ姿と、その強い生命力から、竹には清浄でパワフルな力が宿っていると考えられたことが由来のようです。
さらに、光仁天皇が竹林の竹を切って、それを器としてお酒を飲んでいたという故事と、無病息災で高齢になってから天皇に即位したということから、竹そのものではないのですが、笹に注いだお酒を飲んで、無病息災を願うという「笹酒祭」が行われているお寺もあります。
このようなことを考えると、実際に生きている竹のエネルギーを充分に吸収し、なおかつ、竹が持つ清浄なエネルギーと、お酒が持つ清浄なエネルギーが組み合わさった、中国の竹酒は、穢れを祓い、生命力を活性化させ、無病息災や開運をもたらす強力なお酒ということができるでしょう。
中国でも、なかなか手に入らないということですので、日本に入ってくるのは時間がかかると思いますが、日本にも竹は多くありますので、同じような技法を開発する酒蔵がでてくるかもしれません。そうなったときには、是非、どんな味なのか確かめてみたいものです。
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