長生きの秘密は腹八分目だった?

健康

寿命を延ばす遺伝子

「サーチュイン遺伝子」という言葉を聞いたことがあるでしょうか? こちらは別名「長寿遺伝子」とも呼ばれており、人の寿命を延ばす可能性があるといわれているのです。

この遺伝子は、1999年にマサチューセッツ工科大学の「ロナルド・ギャランテ」という人が発見しました。それから、ちょうど20年もたっているわけですが、この遺伝子の謎は、まだまだ解明されていません。

サーチュイン遺伝子が活性化することで、一部の虫の寿命が実際に延びたという報告がある一方で、2011年にはロンドン大学ユニバーシティ・カレッジの研究チームが、過去に行われたサーチュイン遺伝子に関する研究には不備があったことをつきとめて、科学雑誌の『Nature』に発表しました。

これに関しては、発見者であるロナルド・ギャランテも不備を認めており、現在ではサーチュイン遺伝子が、シンプルに寿命を延ばす効果はさほどない、というのが定説になりつつあるようです。

しかしながら、この遺伝子が、人の健康を保つ効果が高いことは確かであり、直接的に寿命を延ばすわけではないものの、ストレス耐性を高くし、なおかつ脂質の代謝を促進したりもしてくれるという効力はあるとされています。

こうしたこともあり、相変わらず研究が続けられているわけですが、サーチュイン遺伝子を活性化させる確実な方法というのは、まだ発見されていません。その中で、もっとも、有効な方法は「カロリーを制限する」というもの。

健康で長生きするためには断食がオススメ

男性女性ともに、1日のカロリー摂取量を抑えることができれば、普段は活動していないサーチュイン遺伝子が動き出すのです。この摂取量については、諸説あり、適切なカロリー量の7割程度に制限し、その空腹状態を1ヶ月以上続けるというものや、カロリーを半分以下に制限するかわりに、月に1度でも効果がでるという説もあります。

スピリチュアルな世界では、断食によって健康になるというのが有名ですが、その秘密のひとつとして、このサーチュイン遺伝子が関係していることは間違いないといえるでしょう。また、日本には古くから「腹八分目」という言葉がありますが、これも経験的にサーチュイン遺伝子の効力を知っていたからなのかもしれません。

断食をしなくても、サーチュイン遺伝子を活性化させる方法として、ワインに含まれているポリフェノールの一種である「レスベラトール」を摂取するというものもありますが、かなりの量を摂取する必要があることから、アメリカなどではレスベラトールのサプリメントが人気となっているようです。

しかしながら、こちらも、効果があったという研究結果は一応あるものの、いくつかの研究ではあまり効果がなかったという結果もでており、サーチュイン遺伝子と同じように、まだまだ研究が必要なもののようです。近年では、サーチュイン遺伝子を使った薬などの開発も進んでいるようですが、実用化までには時間がかかるようです。

つまり、現在もっとも確実にサーチュイン遺伝子を活性化させる方法は「断食」がベストということになります。古来からの智慧が、最先端の遺伝子技術と同じ結論を導き出したというのは、やはり昔の人の直感というのは優れていたということなのでしょう。

ちょっと精神的に弱くなっていると思ったときには、思い切って断食、もしくはカロリー制限をおこなって、サーチュイン遺伝子を活性化させてみるというのもいいかもしれませんよ?

COCORiLA編集部

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