2000年以上前の飲み物で暑さ対策

健康

2000年前のジュース

今年はまだまだ、暑さは本格的にはなっていない感じがあります。また、予想では猛暑まではいかず過ごしやすい夏になるのではないかともいわれていますが、例え暑くなっても大丈夫なように、本日は、古くから伝わる暑さ対策の飲み物を紹介したいと思います。

この飲み物は、中国の「周時代」。今からおよそ2000~3000年前にも存在していました。当時の人々にとってポピュラーな飲み物として「医」と呼ばれていたのだそうです。

意外かも知れませんが、当時すでに水や氷水といったシンプルなものだけでなく、重湯やビールのようなものもあったということですので、古代の人は、さまざまなバリエーションの飲み物を飲んでいたことがわかります。

「医」という名前からもわかるように、この飲み物は、漢方薬的な要素が強いもので、現在では「酸梅湯(さんめいたん)」と呼ばれています。日本ではなじみが薄いかもしれませんが、中国や台湾などではペットボトルで売られており、どこでも簡単に手に入れることができます。

見かけは、まさにジュースであり、味も美味しいようなのですが、その中身はがっつりと漢方薬。その成分としては、名前にもその字が使われている「烏梅(うーめい)」と呼ばれるものが、ある意味メインとなっています。

酸梅湯に含まれる成分

こちらは、青梅を燻製したもので、日本語では「烏梅(うばい)」とも呼びます。鎮痛、解毒作用があり、他にも健胃整腸、熱冷まし、下痢止め、咳止め、止血など様々な効果があることで知られており、昔は風邪薬や胃腸薬として使われていたものです。

他にも、消化吸収を助ける「山査子」、食欲不振や血圧降下作用をもつ「陳皮」、肝機能や免疫力を高める「甘草」なども、酸梅湯には含まれています。

こうして、成分だけをみていくと、まさに漢方薬だということがよくわかると思いますが、これに「洛神花(ローゼル)」という成分を加えることで、美しい赤い色をつけてジュースのようにしているのが酸梅湯なのです。ちなみに、洛神花は、一般的には「ハイビスカスティー」などといって売られています。

このような成分でつくられる酸梅湯ですが、甘酸っぱくて比較的飲みやすいことに加えて、熱を下げ、乾きを抑え、喉を潤して胃を活発化させてくれるという、まさに夏にぴったりの飲み物となっています。

酸梅湯の作り方

中国などでは、各種漢方薬がブレンドされた、自作用の酸梅湯も売っているようなのですが、日本ではなかなか手に入りにくいと思いますので、興味がある方は下記のレシピを元に、漢方薬屋さんなどで材料を手に入れて、自作してみることをオススメします。

【材料】
・烏梅 30g
・山査子 50g
・洛神花 20g
・陳皮 20g
・甘草 5g
・氷砂糖 適量

※他にもお好みで、「紫蘇」「桂花」「棗」などをいれることが可能です。

【作り方】
上記の材料をよく洗い埃やゴミなどを取り除きます。
次に、大きなお鍋に約3リットルの水を入れて、その中に2時間ほど材料をいれておきます。
その後、加熱して沸騰させます。
沸騰したら弱火で2~3時間煮込みましょう。
完成したならば、濾して氷砂糖で味を調えます。
梅の味が欲しい人は、烏梅を増量し、オレンジ系が好きな人は陳皮を増量するのも面白いかもしれません。

ちょっと完成まで時間がかかりますが、古代から伝わる夏にぴったりの漢方ジュース。是非、お試し下さい。

COCORiLA編集部

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