異界との狭間で行う占い

スピリチュアル

失われてきている路地

かつての日本では多く見られた「路地」。路地裏という言葉も最近では死後になりつつあるといっても過言ではないでしょう。

路地とは家と家との間の狭い通路のことを意味しています。日本が広くなったわけではないのですが、建物が平屋からマンションやアパートなどの集合建築が多くなり、車の交通量も増えてきたことから、だんだんと路地はなくなってきたといえます。

今でも路地が見られるというと、京都を筆頭に古都と呼ばれるような場所だけとなってきています。

そんな路地などでかつては行われていたという、占いがあることをご存じでしょうか? それは道と異界に深い関わりがあるために生まれたものなのです。

現世の中に異界を現出させる道があるというのをご存じでしょうか?

異界と繋がる道

その異界と関係した道は「辻」と呼ばれています。辻とは今でいうと交差点のこと。要するに道と道が交差する場所、いわゆる十字路のことを示します。

このような場所が特別だというのは、古くから知られていたようで、古代ギリシャでは、十字路はヘカテーという女神に捧げられ、四つ辻はヘルメスに捧げられたといわれています。

つまり、この世と別の世界を繋ぐ特別な場所であり、現世にある異界だったのです。ですので、中世には十字路で、一定の手順を踏むことで悪魔と契約ができるという儀式が生み出されたり、クリスマスイブの真夜中に十字路を訪れると、霊が自分の未来を教えてくれるなどといった言い伝えも広まっていたようです。

今紹介した例は西洋のものですが、日本でも同じような儀式が存在しています。それが、さきほどちょっと触れたものであり、夕方に辻にたって占いをするという「辻占」。

これは夕方に辻にたって、そこを通った人が話した言葉によって、占いをするというもの。こちらも、かなり古いものであり『万葉集』にも登場するほど、古い時代から存在しているのです。

このように、世界的に辻というのは、神なども通る異界との接点だと思われていたわけです。

現在では、十字路や辻というものは、失われてきており、大規模な交差点が増えてきたために、辻占はほとんど行われなくなっていますが、大阪にある瓢箪山稲荷神社では、現在でも、古代の辻占に似たような形で占いをやっているようですので、興味がある方は訪れてみると面白いかもしれません。

とはいえ、原理的に考えると辻占自体は、大規模な交差点でも可能ですので、なにか占って見たいことがある方は、近場の辻を訪れて実践してみるのもいいのではないでしょか?

COCORiLA編集部

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