ギフテッドって何かご存じですか?

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日本ではまだまだ認知されていないギフテッド

ギフテッドは、英語の「gift」すなわち贈り物から来ています。贈り物を受け取った存在、つまり、「天からの贈り物ともいえる才能をもつ人」がギフテッドなのですが、基本的に大人ではなく、突出した才能を持った子供がギフテッドと呼ばれます。

簡単にいってしまうと天才児というわけですが、日本式の教育はギフテッドのような突出した才能を伸ばすことよりも、均一的な存在を作り出すことに特化しているために、あまり認知されていません。

しかしながら、アメリカなど西洋諸国では、ギフテッドだと認められた子供たちには、特別な教育プログラムが用意されていたりするのです。なぜ、天才のために特別なプログラムが必要なのでしょうか? なぜならば、ギフテッドというのは、万能の天才ではないからです。

発達障害、アスペルガー症候群や自閉症などというように診断された子供の中にも、ギフテッドは多く存在しています。周りと同じように学習することはできなくても、ある特定の分野では信じられないほどの才能を発揮するのです。

このように、発達障害でありながら、ギフテッドでもある子供は「2E=twice-exceptional」などとも呼ばれているようです。知能は高くてもコミュニケーション能力が極端に低かったり、芸術的な才能が高くても、学習能力が極端に低いなどというのは、この2Eとなります。

現時点では、日本式の教育はギフテッドはもちろん、こうした2Eの子供に対してはまったく成果をあげることができません。平均的に能力を伸ばすことを目的としているために、得意分野に特化して伸ばしていくという発想がないのが、その原因のひとつといえるでしょう。

子供がギフテッドだったらどう育てるべきなのか?

それに比べると、西洋諸国では、得意分野を最大限に伸ばしていくという、ギフテッド向けの教育システムが準備されています。といっても、そういった仕組みがあるアメリカですら、ギフテッドの定義は州ごとでバラバラという現状ですので、まだまだ完璧とはいえません。

また、知能の面だけでみて、ギフテッドだからといって安易に飛び級を採用してしまうと、研究者としての成功を収められなかった場合、社会に出てからの生活が困難になってしまうという側面も指摘されています。同年代とのコミュニケーションがなかったために、社会に出てからうまく生活ができないというわけです。

日本はもちろんですが、先進諸国では少子化が進み、まさに子供は国の宝となっていますが、そんな状況にあって、画一的な教育だけをほどこすのではなく、才能を伸ばしつつ、なおかつ、社会にも適用できるようにしていくというのは、なかなか大変なことといえるでしょう。

最近の日本は、教員のなり手が減っているといいます。大きな責任と多大な時間を要求されるわりに報酬が少ないということで、学生から敬遠されているのだそうです。そして、前述したように、日本ではギフテッドは障害をもった子供として扱われていることが多いために、我が子がギフテッドだった場合は家庭での教育がとても重要になってきます。

基本的には才能を認め、最大限に伸ばせるようにサポートする一方で、きちんと評価し、なおかつ、苦手であっても、何らかの方法で集団に所属するなどして、コミュニケーション能力も少しずつつけていくようにすることがポイントとなってきます。

かなり大変ですが、まさに天や宇宙から贈り物といえる才能を持った子供が、抑圧されたまま不幸な人生を送らないように、私たち大人ができることをしていく必要があるといえるでしょう。

COCORiLA編集部

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