涙に秘められた大いなる力

リラックス

涙が持つ役割

涙には、さまざまな役割が存在しています。もっとも、生理的なものとしては眼の表面を防御し、栄養を補給するというものがあります。しかしながら、一般的に涙といってイメージされるのは、悲しいときや嬉しいときなど、感情が高ぶったときにあふれ出す涙でしょう。

では、なぜ、感情が高ぶると涙が流れ出すのでしょう? あまりにも身近なことすぎて深く考えたことがあるという人はそんなにいないのではないでしょうか? 実際に、このことが研究されたのは20世紀にはいってからです。

1985年にウィリアム・H・フレイ2世という博士が感情によって流された涙には、なんらかの成分が含まれているのではないか? と考えて、感情によって流された涙を収集し、同じ被験者にタマネギをむかせて生理的に出させた涙と比較することにしました。

この2種類の涙を比べたところ、感情によって生じた涙にはストレス物質が多く含まれているという結果が出たのだそうです。つまり、涙を流すことでストレスが解消されるということが科学的に証明されたというわけです。

しかしながら、この実験は被験者が80人と少なかったということと、涙に含まれている物資の特定精度が低いなどの理由から、完全に科学的に証明されたとはいえないという意見もあります。

涙を流すことで感情が解放されるというのは、癒しの世界では広く知られていますが、もしかしたら、その時にストレス物質も排出されているのが原因なのかもしれません。

女性の涙に秘められた大いなる力

さらに、最近の研究では涙に含まれているの成分はそれだけではないということがわかってきています。イスラエルのワイツマン科学研究所が、涙を提供してくれる女性を募り、それを男性に嗅がせるという不思議な研究を行いました。

涙は基本的に無臭であり、実際に男性は匂いを感じなかったのですが、女性の涙の香りをかぐと、男性ホルモンの一種であるテストステロンの濃度が減少し、脳の性欲に関する領域が沈静化したというのです。簡単に言うと、女性の涙によって性欲が減少するわけです。

これは単に女性が泣いているところを見るだけで起きる現象というわけではありませんでした、塩水を涙にみせかけたものでは、同じような結果はでなかったというのです。

なぜ、このようなことが起きるのかというと、涙にはなんらかの化学物質が含まれており、それによって、脳が影響を受けていると考えられています。単に男性の性欲を沈静化するだけではなく、本来は幸せホルモンや、愛情ホルモンなどといわれるオキシトシンに働きかけているのではないかという見解もあるようです。

とても身近でありながらも、多くの力と謎が秘められた涙。といっても、どんな研究でも涙が害になるということはなさそうですので、感情が高ぶった時には、しっかりと涙を流した方がよさそうです。

COCORiLA編集部

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