洋の東西を問わずにお祓いが基本とされる理由

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色々な技法を有する密教

穢れ、すなわちネガティブなエネルギーが、私たちにさまざまな影響を及ぼすということを、今までのコラムでお伝えしてきました。時として、エネルギーレベルだけでなく、実際に脳に影響を与えることすらある穢れですが、現代のように科学的に証明されるはるか前から、その悪影響に敏感な人達は気がついていたようです。

その証拠に、さまざまな宗教や呪術、魔術などにおいて、穢れを祓うための技法が基本として伝わっています。例えば、密教や修験道などで有名な「九字」という技法があります。こちらは、印を組むものや、宙に図形を描く物などさまざまな種類があるのですが、基本的に穢れを祓う技法とされています。

厳密にいうと、同じ九字でも、ある意味攻撃的なエネルギーをつかってネガティブなエネルギーを祓うものから、周りのエネルギーと同調することで、ネガティブなエネルギーの影響から逃れるものまで色々とあります。

ちなみに、密教では他にも指先をつかって音を出して、穢れを祓う「弾指」や、外部からの穢れから身を守る「被甲護身」など、さまざまな技法が存在しています。

意外と知られていない本当の陰陽道の祓い

九字で穢れを切り裂いたり、被甲護身で鎧を纏ったりという、比較的攻撃的な印象が強い密教に比べて、陰陽道に伝わる身固めというのは、ちょっと様相が異なっています。

こちらは、風水などで有名な四神、すなわち「青龍、白虎、朱雀、玄武」を招いて身を守るというもの。映画や小説などでは、これらの守護神の力でエネルギーフィールド、いわゆる結界を構成するというイメージがありますが、実際には文字通り、天と地のエネルギーを利用して、穢れの影響を無効化するのが本筋なのです。

西洋ではどうやって祓っている?

もちろん、西洋でも穢れから身を守る方法は基本として伝わっています。最も有名なのは、いわゆる魔法円でしょう。こちらは、自分の周りの円をイメージすることで、その中にネガティブなものが入れなくするという技法。

魔法円や魔方陣は、様々な映画や漫画などでモチーフとして取り上げられて居るために、身を守るためには、複雑な模様をした魔法円が必要なように思えるかもしれませんが、こちらも実際は光輝く円や、青く燃える円などをイメージすることができれば、それでOKとなっています。

また、自分自身のエネルギーを祓うものとしては、「カバラ十字の祓い」というチャクラに言葉を振動させていくものや、天使や妖精、精霊などといった存在を召喚して、そのエネルギーで結界を構築する五芒星の儀礼などもあります。

これらはあくまでも、一例であり、道教では鞭を振り回してその音で穢れを祓ったりする技法もありますし、比較的新しいニューエイジ的な方法としはて、宇宙からのエネルギーを取り入れて、それを身体に回すことで浄化するなどというものも存在しています。

祓いが必要とされる理由

おそらく、穢れを祓う方法を、世界各地から集めたら、辞典のような分厚さの本がかけるほどになるでしょう。それほど、エネルギーを扱うために、穢れが邪魔になっていたわけです。

冒頭で紹介したように、穢れがあることによって、心身に影響があるというのはもちろんですが、エネルギーを扱ったり、精神的なアプローチを行うためには、自分以外のエネルギーが割り込むと都合が悪かったのです。

今回は、東西のさまざまな祓いについて紹介しましたが、次回はより大規模にも使われることのある、結界、いわゆるエネルギーフィールドの構築方法について紹介したいと思います。

龍音堂

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1975年生 明治学院大学 心理学科卒業 神道教師/催眠療法士/エネルギーヒーラー 少年時代から不思議なものや、神秘的な世界に興味を持ち、様々な縁から西洋魔...

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