宇宙が奏でる様々な音

癒やし

彗星が宇宙に響かせる歌

2014年に史上初となる彗星への着陸を成功させた探査機である「ロゼッタ」。そのロゼッタから射出された着陸機「フィラエ」が着陸した「チュリモフ・ゲラシメンコ彗星」から送られてきた音のデータがあります。

それが「A singing Comet」と名付けられたもの。日本語にすると「歌う彗星」といったところでしょうか?

こちらは彗星の周囲で起こる磁場の振動によるものだということで、本来は人間が聞き取ることのできる周波数よりも遙かに下のものなのですが、それを加工したものとなります。

私たち人間が聞くことは物理的にもありえない音ですが、真空である宇宙にはさまざまな、信号が飛び交っているというのは、なにかロマンを感じさせてくれます。

宇宙空間に響く音

こちらは、2015年にイギリスの「ヨーク大学」の研究者チームが発見したもの。彼らが実験室でプラズマに向けて、強力なレーザーを照射したところ、音波が放出されていることがわかりました。「プラズマ」とは、原子の状態のひとつ。

原子はエネルギーが少ないと「固体」、さらにエネルギー量が増えるにつれて、「液体」、「気体」と状態がかわっていきますが、もっとも高いエネルギーを与えられると、原子から電子が離れて「電離」という現象が引き起こされます。このときの状態が「プラズマ」なのです。

このように説明すると、なにか難しいもののように思えるかも知れませんが、実は、自然界にはプラズマが多数存在しています。もっとも一般的なものは「稲妻」です。また、日本ではなかなか見ることができない「オーロラ」もプラズマの一種となります。

さらに、宇宙空間ではほとんどの物質がプラズマだといわれています。その代表的なものが「太陽」を含めた「恒星」と呼ばれる星々。

つまり、プラズマにレーザーが衝突したことによって、音波が生じるという現象は恒星の表面で日常的に起きている可能性が高いといえるわけです。

残念ながら、宇宙は真空であり、私たちがその音を聴くことはできませんし、万が一、空気があったとしても、このときに発生する音波は10億ヘルツ以上ということですので、空気があったとしても、私たち人間では聴くことができませんが、彗星の音などもあることを考えると、宇宙空間というのは真空でなかったとしたら、かなり騒がしい場所であることが最近明らかになってきているわけです。

宇宙望遠鏡がもたらした宇宙の音楽

地上から約600kmに位置し、20年以上にわたって、宇宙を撮影し続けてきた「ハッブル宇宙望遠鏡」をご存じでしょうか?

宇宙に存在するこちらの望遠鏡は大気の影響を受けないために、地上では不可能なさまざまな天文現象を今までに観察してきました。多くの学者がそのデータを利用しており、2011年にはこちらのデータを用いて執筆された論文が10,000件を超えたとして話題となりました。

そんなハッブル宇宙望遠鏡が撮影した写真を音楽に変換するという試みを「NASA(アメリカ航空宇宙局)」が行いました。果たしてどんな音なのか? さっそく聞いて下さい。

こちらは、他の音に比べると、音楽に変換しているために、かなり神秘的で雰囲気のあるものになっています。

さまざまな、宇宙の音、あなたはどれがお気に入りですか?

COCORiLA編集部

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