いよいよ解禁された液体ミルク

健康

3月11日に液体ミルク発売

3月11日に江崎グリコが、乳児用液体ミルクの販売を開始しました。東日本大震災から8年という節目に発売されるようになったことには意味があります。

私たちが住んでいる日本は、自然に溢れ八百万の神が住む国でありますが、その反面、地震や台風などの自然災害に多く襲われる国でもあります。異常気象が増えている昨今、そんな災害に巻き込まれた時に重要となるものがあります。

それは「食料と水」。特に水は必要不可欠です。といっても、断水になったとしても、大人ならば煮沸した水を飲むことで、よほどのことがない限り水分不足なることはありませんが、災害時に最も栄養が不足するのは「赤ちゃん」。

赤ちゃんは、固形食品を食べることができません。そのために、栄養摂取のためにはミルクを飲むことが必須となります。お母さんが居る限り、母乳があるのではないか? と思うかも知れませんが、すべてのお母さんが母乳が出やすい体質とは限りませんし、災害に襲われた場合は、母体の栄養不足及びストレスなどで母乳が出にくいことが多いのです。

そのような場合、日本では粉ミルクが使われますが、粉ミルクを飲めるようにするためにはお湯を沸かし、ほ乳瓶を消毒し、粉ミルクをお湯に溶かし、人肌の温度になるまでに冷ますという、多くのステップが必要となります。

これらは、普段でもなかなか手間のかかる作業ですが、災害の状況下ではこのような作業を行うのは、物資が少ないという条件を除いたとしても、なかなか難しいことがわかると思います。そこで、注目されたのが「乳児用液体ミルク」なのです。

3年以上の歳月をかけてようやく発売

こちらは、母乳の代わりに飲むことができるように栄養成分を調整され、液体状態で常温保存が可能となっています。基本的にペットボトルや紙パックに無菌状態で密閉されているために、開封してすぐに、粉ミルクのような手間無しですぐに飲ませることが可能です。

無菌状態で保存されているために、保存期間も比較的長く、半年から1年以上持つということもあり、災害対策用に多くのお母さんから待ち望まれているものですが、海外では広く流通しているにも関わらず、長らく日本では製造されておらず、ほとんど存在も知られていませんでした。

しかしながら、ここ数年の度重なる災害によって、ようやくその有用性が認められ、2016年に政府が検討に入り、昨年の春に厚生労働省が省令改正案を提示し、それが了承されたことによって、省令が改正され、ようやく発売にこぎ着けたのです。

解禁自体は昨年だったのですが、やはりさまざまな調整などがあったのか、2019年になってようやく販売がスタートとなりました。今回江崎グリコが販売する「アイクレオ赤ちゃんミルク」の賞味期限は6ヶ月であり、125ミリリットルで1本200円と割高ではありますが、災害時や深夜の夜泣き、さらにお出かけの時などに活躍することでしょう。

積極的に液体ミルクを活用しよう

今回、液体ミルクが解禁されたことで、母乳の方がいい、液体ミルクは手抜きだなどという意見もあるようですが、しっかりと時間をかけて安全性を確認したものであり、なおかつ諸外国では普通に使用されているものです。

日本人は時として、楽をすることはいけないことだという罠にはまりがちですが、お母さんがストレスなく過ごすことが、赤ちゃんにも良い影響を与えますので、災害時や夜中はもちろんのこと、お出かけの時や、父親に赤ちゃんを任せる時などは、どんどん液体ミルクを活用して欲しいと思います。

COCORiLA編集部

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