明日開催される手作りの奇祭

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伝説の妖怪がモチーフの新しいお祭り
全国各地に様々なお祭りがありますが、中学生が主役となって伝統芸能を踊ったり、着ぐるみが登場するなど手作り感満載の、ちょっと変わったお祭りが、明日開催されます。
それが伊豆長岡温泉で行われる「鵺ばらい祭」。
鵺というのは、平安時代に宮中に出現し、天皇家を脅かしたという、頭が猿、胴体が虎、尻尾が蛇という妖怪のこと。源頼政という武将によって退治され、死体はバラバラにされて、川に流されたといいます。
さまざまな伝説を持つ鵺ですが、基本的には関西地方を中心にその逸話が伝わっているのですが、なぜか50年ちょっと前に、伊豆の長岡温泉でこの伝説を元にしたお祭りが行われるようになりました。
お祭りの主役は中学生
このお祭りの見所は、歴史が浅いこともあり、リアルというよりも可愛らしい姿をした鵺の着ぐるみと、それを着た中学生たちによる「鵺踊り」。
着ぐるみタイプの、中鵺と小鵺、さらに獅子舞タイプの大鵺が登場し、暴れ回っているところを、源頼政の格好をした、こちらも中学生が登場して、鵺を追い払うというのが基本となっています。
どんな感じなのか、動画をご覧になってみて下さい。
太鼓の音に乗って踊る可愛らしい鵺は、伝統芸能というと、ちょっと?がつくかもしれませんが、心をほっこりさせてくれる、なんともいえない魅力があります。
他にも地元の中学生弓道部によって、鵺が弓で倒されたことにちなんだ的当てがあったり、豆まきや餅まきもあり、さらに今年は鵺パレードまであるということで、ある意味、進化していくお祭りとなっていますので、興味を持たれた方は、伊豆まで足を運んでみるのはいかがでしょう?
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