血液は若返りをもたらす特効薬となるのか?

健康

吸血鬼の伝説は本当だった?

古来から血液には特別な力があると信じられてきました。そのために、血を吸うことで永遠の命を得るという吸血鬼のような存在は、名称は違うものの、世界各地で伝説の中に存在しています。

現代を生きる私たちにとっては、一口に血液といっても、ABO式などといった種類があり、それがあわなければ、血液を取り入れると場合によっては致命的なダメージを受けるということも常識となっています。

しかしながら、最近の研究によって、血液にはさまざまな力、特に「若返り」の力が秘められている可能性が強くなってきたのです。

このときに使われる血は、「若い血液」すなわち年齢の若い人の血液ということですので、処女の女性を襲う吸血鬼のイメージは、あながち間違っていなかったのかもしれません。

マウスで確認された若い血の力

実は、このような若い血液を使った若返りや長寿の研究というのは、かなり以前から行われていました。そんな中で、2014年には『サイエンス』誌上において、GDF-11という若い血液から抽出された成分を、高齢のマウスに注射したところ、脳への血流が増し、記憶力が改善し、さらに活力もアップしたという研究成果が発表されています。

しかしながら、GDF-11には、効果を得るためには毎日注射をしなければいけないという点と、すべての若い血液に効果的なGDF-11が含まれているわけではないという欠点があり、今すぐに、若返りの特効薬にはなりにくいと考えられています。

血液中には1万種類以上のタンパク質など、無数の成分が存在しているために、GDF-11以外にも、もっと有効なものがないか、世界中の科学者がその成分を研究をしているといわれています。実際、カリフォルニア大学が「TET2」という酵素を血液中から発見しています。

こちらは、若いマウスの血液を高齢のマウスに注入すると記憶力が向上し、逆に若いマウスに高齢のマウスの血を注入すると、認知能力が衰えることから発見されたものであり、この酵素を作る遺伝子が脳細胞の再生と関連しているのではないかと考えられています。

つまり、TET2の生産を人工的に強化することができれば、記憶力などが向上することになるわけです。実際、マウスによる実験では、劇的とはいえないものの、ある程度の改善が確認されているということです。

血は若返りの特効薬になるのか?

これらの実験は、マウスで行われているものですが、2016年には、アメリカで実際に若い血液を投与するという行為が行われています。こちらは、1回あたり90万円以上かかるという高額なものであり、実験ではないので比較対象などは存在しないのですが、参加者には、マウスと同じように若返りの効果があらわれたとしています。

私たちの命の源ともいえる血液。そこには、どのような神秘が眠っているのでしょう? 願わくばお金持ちが独占するのではなく、誰もがその力を享受できるようになってほしいものです。

COCORiLA編集部

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