古来からの呪術が息づくボリビアの魔女市場

スピリチュアル

プリミティブな力を感じさせる呪術

以前紹介したように、アメリカなどの先進諸国では魔女が増えています。しかしながら、この場合の魔女とは、どちらかというと自然崇拝や、古代への回帰を目的としたものであり、お伽噺のようなドロドロとしたイメージの魔女とは異なったものです。

そういった新しいタイプの魔女やヴィーガンなどは、スピリチュアルな世界と親和性が高い存在ですが、より原始的な本能に訴えかけてくるドロドロとした呪術的な魔女の世界も、世界にはまだまだ残っています。

呪術師が求める生贄として、現代でもインドやアフリカなどでは幼い子供が利用されることがあります。特にアルビノの子供は強い力をもっていると考えられているために、生贄に使うために誘拐されたりすることもあるのです。これは、決して過去の話ではなく、今でも毎年のように報道される事実です。

このあたりまでいくと、かなり強烈であり、人を犠牲にするというのはどんな目的があったとしても許されないものですが、古来から伝わっている呪術には、先進国では、ありえないような発想が存在し、だからこそプリミティブなパワフルさに満ちているものが多くあります。

今回は、そんな呪術が生活の中に溶け込んでいる、ボリビアの魔女市場について紹介したいと思います。

さまざまなアイテムが並ぶボリビアの魔女市場

ボリビアとは、正式名称「ボリビア多民族国」であり、南アメリカに位置します。日本の3倍以上の広さをもっており、日本人にもお馴染みの観光地であるウユニ塩原や、チチカカ湖などがあるだけでなく、アンデス山脈を目的に訪れる登山客も多いという国。

ウユニ塩原などは、近年Instagramによって一躍有名になりましたが、実はボリビアには日本人移住地区が存在していることは意外と知られていません。こちらは、今から60年以上前に、日本からボリビアへ移住した人々が作った町であり、現在でも日本語が通じるのです。

そんなボリビアの首都は、ラパスという都市なのですが、そこには「魔女市場」が存在しています。こちらは、現代的な意味の魔女ではなく、現地のシャーマンや呪術師的な意味を持っており、市場には謎のハーブや、独自調合のスパイスやオイル、パワーストーンやお守り、さらにはコウモリや蛇、カエルといったある意味定番のミイラと、ボリビア独特のリャマのミイラなどが売られています。

こちらは、リャマの胎児をミイラにしたもので、家を建てる時に必須の道具なのだそうです。神への捧げ物として地中に埋めておかないと悪いことが起こると信じられています。日本でいうところの地鎮祭に、ボリビアではリャマのミイラが必要ということになります。

パワフルなお盆? ナティタスとは?

現在のボリビアはカトリックを信仰する人が多いのですが、近隣にペルーなどの古くからの伝統を持つ国があることもあり、大自然の精霊や神を信じる独特の民間信仰が現在も残っています。そのために、前述のリャマのミイラはもちろん、11月になると、町中が頭蓋骨であふれかえる「ナティタス」というお祭りさえ行われるのです。

このお祭りは、基本的には自分のご先祖様や身内の骸骨を飾って、お供えをすることで、ご先祖様などが家族を守ってくれるというものであり、ある意味、日本のお盆のようなものといえるでしょう。

実際の骸骨を使っているので、なかなかパワフルな光景となっています。骸骨に飾り付けがされているとはいえ、グロテスクなものが苦手な方にはオススメできませんが、そうでない方は下記の動画をご覧になってみて下さい。


このような信仰があるためか、中には家族に変わって頭蓋骨を70個以上も安置し、それを祀るという仕事をしている魔女もいるのだそうです。

日本人街があったり、お盆や地鎮祭のようなものが行われるなど、自然崇拝という点で共通点があるようで、その方式はかなりプリミティブでパワフルなものとなっているボリビア。もし現地を訪れる機会があったのならば、ウユニ塩原やチチカカ湖だけでなく、魔女市場も訪れて見て下さい。

COCORiLA編集部

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