世界的な基準が130年ぶりに変更される

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歴史的な決定がなされた11月16日

11月16日、世界的に使われてきた基準に新しい定義が与えられることが決定となりました。100年以上にわたって使われてきたその基準とは「キログラム」。誰もがしっている重さの単位です。

世界的に見ても、日本を含むほとんどの国で採用されているキログラムは、国際単位系であり「国際キログラム」とも呼ばれていますが、制定された当初は「水1リットルの質量」と定義されていました。

しかしながら、水の質量というのは温度だけでなく、気圧などにも影響されることがわかり、何度か微妙に定義が変わりましたが、最終的にはより正確なものとするために、プラチナで基準となる原器が作成され、それを発展させたものとして、1889年にプラチナとイリジウムの合金製で円柱形をした金属塊が国際原器として定義されました。

それからは、こちらの原器をベースとして、世界各国に複製を配布し、それを定義として使うことになったわけですが、真空にしたガラスの中に収められているとはいえ、微妙に質量が増加してくることがわかっており、数十年ごとに洗浄をするなどの対処をしていましたが、各国の原器が国際原器と比較されること自体、40年に1度ということもあり、どうしてもばらつきが生じることが避けられませんでした。このばらつきは、とてもわずかなものとはいえ、正確性に問題があることは事実だったわけです。

このようなこともあり、なおかつ、国際単位系の中で、キログラムだけが普遍的な物理量ではなく、国際原器という人工物に依存していたために、冒頭で紹介したように、11月16日に「プランク定数」をベースにした新しい基準を設けることがきまりました。

重さの定義とスピリチュアルの思わぬ関係

プランク定数とは、どんなものかというと、量子論に深く関係するものであり、なおかつ物質の種類に関係しない普遍定数です。量子論と関係があることからもわかるように、粒子の挙動に関係するプランク定数は比較的新しいものです。そのために、これまでも何度か、キログラムの基準として提案されていたのですが、観測精度が不十分だったために却下されていたのです。

今回は、測定技術が進歩したこともあり、プランク定数をより精密に測定できるようになったことが大きな要因となって、130年ぶりに定義が変更されることになったわけです。今後は、人工物であるキログラム原器が必要なくなるために、世界的に誤差が出てくることもなくなり、また管理の手間もなくなる見込みです。

スピリチュアルな観点から見ると、安定したエネルギーを持つプラチナを利用していたキログラム原器をつかって重さを定義していたというのは、ちょっとロマンを感じますので、それが無くなったというのは寂しい気もします。その一方で、新しい定義となるプランク定数が、心の動きや目に見えないものに関連するとして注目されている量子力学に関するものというのも、なんだか面白い繋がりを感じます。

新しい定義は、来年の5月から正式に導入されるということですが、誤差といっても、まつげ1本程度という極小のものだったので、別に日常生活にはなんら影響はありません。しかし、歴史的に大きな変化だとは思いますので、覚えておいて損はありませんよ。

COCORiLA編集部

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