最古の神、その姿は世界共通だった?

スピリチュアル

動物の王

「ロードオブザアニマルズ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか? 日本語に直訳すると「動物の王」といった感じになります。といっても、ライオンや虎といった実在の動物ではなく、もっとも古い時代の神を現しているといわれています。

冒頭に掲載したのが、大英博物館に収蔵されている動物の王の姿。その名の通り、人を中心として、両サイドに鳥や蛇といった動物が配置されているのがわかると思います。こちらのものは、今から4000年以上前の、紀元前2000年頃に栄えたミノア文明で信仰された神だと考えられているのですが、実は、同じようなシンボルが世界各地に存在しているのです。

ミノア文明、別名クレタ文明は、現在も存在するクレタ島を中心に栄えたものです。つまり、位置的には、地中海に位置するわけですが、そこから遠く離れたアフガニスタンの古い遺跡からも、ほぼ同じモチーフのものが発見されています。

中央に女性のような人間を配置し、左右に動物を配置するという構図を持ったものとしては、他にも古代ケルト、古代スウェーデン、古代エジプト、古代イタリアなどバラバラの地域で発見されているのです。

古代の人々が感じていた神、今は何処に?

さらに、この図形をより簡略化したのではないかといわれるものもあります。2003年にアンデスで発見された「スタッフゴッド」と呼ばれるものは、前述のミノア文明と同じで紀元前2000年頃のものではないかと言われていますが、こちらは、中央の人が両手に杖をもっているような意匠となっています。

蛇や竜といった動物を、よりシンボリックな形で表現したのではないかと考えられているこの杖タイプの神も、世界各地で発見されています。よりシンプルにして、直線で描かれたものも存在しており、そちらは古代イングランドや、ペルシャ、さらにはネイティブアメリカンのナバホ族などに伝わっている絵として見ることができます。

どれもが、その詳細は失われてしまい、文明もはっきりとは伝わっていない古い時代のものばかりなのですが、にもかかわらず、共通点が多いということは、当時は神というものにたいして、ある程度共通の認識が存在していたのかもしれません。

神が両手に動物、もしくは杖をもつというのはどういう意味があったのでしょうか? 古代の人にとって、もっとも身近でもっとも強力な神であった「動物の王」。世界中で信仰されていたはずの、この神は今はどこでなにをしていると思いますか?

COCORiLA編集部

38,499 views

サイトの名称であるCOCORiLAとは「ココロ+リラックス」を意味しています。そんな名称通り、心や身体を癒やしリラックスさせ、スピリチュアルな分野はもちろん...

プロフィール

ピックアップ記事

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。