ラベンダーの香りが不安を軽減する秘密が明らかに

リラックス

最近の研究によって不安軽減の効果が確認される

ラベンダーといえば、アロマセラピーに詳しくない人でも知っているほど有名な精油。比較的副作用などがなく、安全に使うことができるだけでなく、さまざまな効能があることから、精油選びに迷ったときには、まずはこれを選んでおけば間違いはないというものです。

近年では思春期前の男児に使用することで男性ホルモンのバランスを崩すことがあることもわかってきましたが、子供への使用だけ気を使えば、とても気軽に使えて、有用な精油であるということに変わりありません。

そんなラベンダーの力のひとつに「不安の軽減」があります。これは、以前からいわれていたものなのですが、つい先日、鹿児島大学の研究によって、ラベンダーの香りが実際に不安を軽減する効果があるということが確認されました。

といっても、人間ではなく実験用のマウスが対象なのですが、ラベンダーの香りを嗅いだマウスは、ストレスのある状況であっても、リラックスすることが確かめられているのです。このような効果をもたらしたのは、厳密にいうとラベンダーではなく、ラベンダーに含まれている「リナロール」という化学物質。

リナロールが含まれている精油

リナロール自体に、ストレスや不安を軽減する力があることは以前からわかっていましたが、それが嗅覚由来なのか、それとも体内に取り込まれることで作用するのか、詳しい仕組みはわかっていなかったのです。しかしながら、今回の研究で、香りを嗅がせるだけで、マウスに不安を緩和する効果が確認されたことによって、より安全な抗不安薬を作るための手がかりになるのではないかといわれています。

今回のニュースはラベンダーにリナロールが多く含まれていること、また精油の中でラベンダーがとても知名度が高いために、ラベンダーを引き合いにだすことが多いのですが、実はリナロールが含まれている精油は多く存在しています。

ラベンダーとほぼ同じぐらいの含有量を持っているものは「ネロリ」や「ベルガモット」。そして、「ローズウッド」にいたっては、ラベンダーのほぼ2倍の含有量を誇っています。

つまり、リナロールを目当てにするならば、ラベンダーよりもローズウッドを使った方がいいということになります。ただし、ローズウッドは絶滅危惧種に指定されている地域も有り、ラベンダーほど手軽に採取できないことを考えると、無理にローズウッドを使うよりも、ラベンダーを利用した方がいいという見方もできます。また、リナロールは化学的に合成も可能なので、精油ではなくリナロールだけを嗅ぐという選択肢もあるようです。

さらに、マウスでは効果があったものの、香りの感じ方というのは人間の場合、個人差が大きいために、これからの研究では、人間でも同じようにリナロールが有効なのかどうかを調査していくということになっています。

研究成果を活かして精油を活用する

このようなことを考えると、必ずしもラベンダーやローズウッドが、不安を軽減してくれると言い切ることはできませんが、ラベンダーの香りによってリラックスを感じている方ならば、より強い不安を感じそうな時にローズウッドを試してみるというような方法もあるかもしれません。

また、ラベンダーの香りはちょっと苦手だけれども、ネロリやベルガモットならいけるという方は、不安な時にそれらの精油を選んでみるというのも面白いでしょう。もしかしたら、不安の軽減に大きく役立ってくれるかもしれません。

古くから使われてきた精油ですが、まだまだ隠されている謎は多いようです。今後も、新たな秘密が解き明かされていき、それによって、より癒しの力や真価が発揮されていくことでしょう。

COCORiLA編集部

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