10月31日にイタズラをする、ちょっと怖いけれど愛らしい存在とは?

スピリチュアル

10月31日に行われる新しいお祭り

10月31日といえば、「ハロウィン」を思い浮かべる方も多いでしょう。しかし、同じ10月31日に行われる、ちょっと変わって神秘的なお祭りもあるのです。

それは「サッシ・ペレレの日」。おそらく、ほとんどの人が聞いたことがないと思います。それもそのはず、はじまってからまだ10年ちょっとしかたっていない、ブラジルで徐々に広まりつつあるお祭りなのです。

この日が成立したのは、ハロウィンと関係があります。ブラジルでも、西洋からハロウィンが伝わり、日本と同じように仮装をしてパーティを行っていたわけですが、そもそも、ハロウィンとは、大元は古代ケルトのお祭りであり、南米の文化とは一切関係がありません。

日本人はそのあたりはアバウトであり、ハロウィンはもちろん、恵方巻きなどという歴史の浅い風習でも、テレビやマスコミがうまく盛り上げることに成功すれば、すぐに文化の中に取り入れてしまいますが、ブラジル人からは「自分たちの文化と異なったもので、馬鹿騒ぎをするのは、おかしいのではないか?」という声があがったのだそうです。

そこで、ブラジルに伝わるイタズラ好きの精霊である「サッシ・ペレレ」をハロウィンと結びつけたわけです。本来のハロウィンではなく、現在の、仮装をしたりお菓子をくれないとイタズラをする、というハロウィンがベースになっていることからも、歴史の浅さがわかると思います。

ブラジルのハロウィンはサッシ・ペレレが活躍する

ここで取り上げられたサッシ・ペレレとは、どんな存在なのかというと、イタズラ好きの子供の精霊であり、日本でいうと、沖縄のキジムナーや、東北の座敷わらしなどに近い存在といえるかもしれません。イタズラ好きでありながら、命に関わるようなイタズラはしないとされており、たまに吉凶を予言することもあるとされていました。

ブラジルの格闘技であるカポエラによって戦ったことで、足を1本なくした黒人の男の子という姿が与えられ、魔法の帽子をかぶり、パイプ煙草をくわえて魔法を使って、さまざまな悪さをするということになったのです。

といっても、実際に、現地ではかなり愛されているようで、サッシ・ペレレをモチーフにしたアニメなどもありますので、ご覧になってみてください。

かなりユーモラスでありながらも、一本足の姿をしているために、妖精や精霊といった雰囲気が強くでていることがわかると思います。ちなみに、10月31日にはつむじ風に乗ってサッシ・ペレレがやってきて、色々と悪さをするという説もあります。これを防ぐためには、ザルをつむじ風にかざすことで、サッシ・ペレレだけを捕まえることができるのだそうです、捕まえた瞬間に帽子を取り上げると、魔法が使えなくなるので無害だというのです。

実はサッシ・ペレレ自体の歴史もさほど古いものではありません。18世紀末に生まれたものがベースとなっているという説が有力ですので、200年もたっていないといえるでしょう。

それでも、自分たちの文化とは違ったハロウィンではなく、自らが持っている民話をベースにした催しを行おうとしているブラジル人の精神性は見習う必要があるかもしれません。

様々な文化を取り入れるというのは、悪いことではないですが、文化的な背景を考えずに、単なる馬鹿騒ぎをするだけや、ビジネスの道具としてだけで流行するようなものでしたら、安易に取り入れずに、むしろ、古くからある文化を復活する方向を目指すべきだと思うのですが、皆さんはどのように思いますか?

COCORiLA編集部

35,206 views

サイトの名称であるCOCORiLAとは「ココロ+リラックス」を意味しています。そんな名称通り、心や身体を癒やしリラックスさせ、スピリチュアルな分野はもちろん...

プロフィール

ピックアップ記事

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。