エイリアンの姿をした魔除け

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怖い姿をした石像は魔除けとなる

今ではあまり見かけなくなりましたが、日本の伝統的な建築では屋根に「鬼瓦」が取り付けられていました。こちらは、その名の通り鬼の姿をした装飾品であり、厄除けの意味が込められているものです。このような建築物を守るための、魔除けの装飾は世界各地にあるのですが、その中に、かなり変わったものが存在しているのです。

西洋の修道院や大聖堂などには、「ガーゴイル」という彫刻が設置されています。鬼瓦と同じように魔除けの意味合いもあるのですが、語源が「喉」を意味するラテン語の「gurgulio」から派生した「gargariser」、日本語に直すと「がらがらとうがいをする」というようなものであることからもわかるように、たんなる魔除けではなく、雨樋の役割も持っていました。

元々は宗教的なシンボルとして、パワーのある動物などがモチーフとして使われていたようですが、いつしか想像上の怪物や悪魔が使われるようになり、中世以降のヨーロッパでは、グロテスクな悪魔のような姿のものが中心となっていたようです。

エイリアンの姿をしたガーゴイル

ヨーロッパの宗教施設にはガーゴイルが設置されることが多いのですが、イギリスにあるペイズリーという町のガーゴイルは、かなり変わった姿をしています。この町は綿織物のペイズリー柄で有名な場所ですが、元々は修道院を中心に広がった町であり、話題のガーゴイルがいる修道院は800年以上の歴史を持っています。

なぜ、ここのガーゴイルが注目されたのかというと、その姿が通常のものとは違い、有名なSF映画『エイリアン』に登場するエイリアンにそっくりだからなのです。この映画は1979年に放送されたものですが、H・Rギーガーがデザインした、グロテスクなエイリアンの姿は当時多くの人にショックを与えると共に、現在でも続編が作られるほどの人気作です。

古い時代からある修道院になぜ、エイリアンそっくりのガーゴイルがあったのか? その理由は実はとても単純なものでした。修道院が1990年に改装された際に、ガーゴイルも新しくされたのだそうです。このときにガーゴイルを作った石工はかなり先進的だったようで、エイリアンだけでなく、他にも奇妙なガーゴイルを制作しています。果たして、それはどんなものなのか? BBCのサイトに写真が掲載されていますので、ご覧になってみてください。

‘Alien’ gargoyle on ancient Paisley Abbey(BBC)

時代が変われば、ガーゴイルの姿も変わってくるということなのかもしれませんが、確かにこの姿ならば悪霊だけでなく、悪い宇宙人がやってきても追い払ってくれそうな感じがしますよね。

COCORiLA編集部

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