日本に祀られている存在が可視化された地図

ヒートマップで神仏の分布を可視化
日本という国は八百万の神々が住まう国といわれています。実際に、神社仏閣の数はコンビニエンスストアを超えているほどなのです。しかしながら、身近な神社やお寺でなければ、どこに、どんな神様や仏様が祀られているのかはわからない、という方が大多数でしょう。
そんな、祀られている神々をヒートマップで表現した「神さまマップ」が最近話題となりました。ヒートマップとは、さまざまなデータを整理し、色を使って可視化してわかりやすく表現したもの。通常目では見ることのできない温度を色によって可視化してみせる、サーモグラフィーカメラのような表現方法といえばわかりやすいでしょうか?
そんなヒートマップを使って、天照大神、素戔嗚尊、大国主命、日本武尊といった神様と、八幡神社や、稲荷社、浅間神社、諏訪神社などといった神社ごとに、それらが、日本のどの地域にどれぐらい多く分布しているのかが一目でわかるようにしたものが「神さまマップ」なのです。
若干、神様や神社の分類方法が大ざっぱな感じはしますが、ヒートマップで表示されると、どのような地域でどんな信仰があったのかがわかって、日本と神社の関係、神様の関係について想いをはせることができるものとなっています。
神さまマップからレイラインを探す
このヒートマップを作ったのは、神社お寺の投稿サイト「ホトカミ」。こちらは、神社お寺のお参り記録投稿サイトとして、日本最大のものとして知られています。こちらのサイトには、全国に8万件以上あるという神社のうち、約6万7千件のデータが掲載されており、その基本情報ともいえる「御祭神」データが地図に利用されています。
「神さまマップ」は公開されるとすぐに大きな反響を呼び、現在までに24万人以上の人がアクセスしているということです。そういった好評を受けたこともあり、こちらのサイトは神社だけでなく、お寺のデータも取扱っていますので、神社だけでなく、仏様ごとのマップや、仏教の各宗派のお寺が、どこにどれぐらい分布しているのかをチェックすることのできるマップも登場しています。
神社やお寺などをヒートマップで可視化してみると、祀られている存在によって違いはあるものの、日本の多くの場所に、神社やお寺があることがわかります。さらに、存在ごとで見ていくと、なんだかエネルギーの流れのようにも見えたりします。
イギリスで、古くからある遺跡や神聖な場所をつないだことでレイラインが発見されたといわれていますので、このマップを見ることで、特定の神様や仏様と関係するエネルギーの流れを発見できるかもしれません。見ているだけでも楽しいので、興味を持たれた方は、お時間のあるときにでもじっくりと眺めてみてください。
(参考サイト:ホトカミ)
この記事へのコメントはありません。