どんどん新しいものが登場する植物性ミルク

豆乳だけじゃない、植物性ミルク
かつては、ミルクといえば牛乳のことを示していましたが、厳密にいうと植物の乳液のこともミルクというのです。近年では牛乳よりもこういった植物性ミルクの方が、栄養価が高く、ローカロリーなものもあるとして話題となっています。
私たち日本人にとって、最も身近な植物性ミルクといえば「豆乳」でしょう。文字通り、大豆を原料としたものであり、近年では様々な味付けのものが販売されるなど、すでに定番といっても過言ではありません。
大豆はタンパク質が豊富なことから「畑のお肉」などとも呼ばれているだけでなく、女性ホルモンと同じような働きをすることから、女性の美容と健康に効果的であるといわれているイソフラボンも含まれています。
豆乳にあまりなじみがない西洋諸国で人気が高いものが「アーモンドミルク」。こちらは、木の実であるアーモンドを使ったものであり、牛乳と同じ栄養素が含まれているにもかかわらず、牛乳や豆乳よりも低カロリーだとして人気があります。
ちなみに、木の実をベースにした植物性ミルクは他にも色々とあり、アーモンドと同じようにポピュラーなカシューナッツを原料にした「カシューミルク」もあります。
さらに、日本人の主食ともいえるお米を使った植物性ミルクも存在しています。そのものズバリ「ライスミルク」と呼ばれているこちらは、コレステロール0で、ビタミンBとマグネシウムが豊富に含まれている上に、低カロリーということで脚光を浴びています。
自分に合ったミルクを選ぶ時代
こういった植物性ミルクは、材料が比較的簡単に手に入るために、家庭で手作りすることも可能ですが、その場合は農薬が残留していないか、また、製法によっては高カロリーになってしまうこともあるので、正しい製法で作っているのか、などをチェックする必要があります。
最近では、ミルクにスパイスであるターメリックすなわちウコンを配合したゴールデンミルクがでるなど、ミルクといっても多種多様というのが普通となり、ヘルシー志向が高いアメリカのスーパーでは、牛乳だけでなく複数の植物性ミルクが並ぶのも当然というのが昨今の状況のようですので、健康志向の人ならば、自分の状態にあったミルクを選ぶのが当然というような状況が訪れる日は近いといえるでしょう。
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