肉体が健康であるために大切な「姿勢」②

健康

悪い姿勢が習慣化している

「以前知人が腰を患ったとき、少しでも腰に負担がかかる姿勢をとると激痛が走るため、結果的に骨盤を立てて背筋を伸ばす、つまり正しい姿勢で過ごさざるを得なくなったのですが、このとき、「そっくり返っているみたいで今にも後ろに倒れそう」と言っていたのが印象的です。
私からすると見事なほど美しい立ち姿勢だったのですが(笑)

普段、いかに無意識によろしくない姿勢でいるのか、それが習慣化されてしまっているのかがわかる事例です。

かかとが高いハイヒールを履いて長時間過ごしている方も要注意です。
よほど意識的に全身の姿勢のバランスに気を付けておかないと、重度の猫背&下腹をつき出した姿になります。

正しい姿勢について

ここで、文章となりますが、立った状態での正しい姿勢についてお話しします。

1.足の五本の指をしっかりと全部使って床(靴の中敷き)をギュッとつかむように立つ。

床や靴の中敷を五本の指でしっかり掴む感覚で立ったり歩いたりすること。
指をしっかり使う習慣がないと偏平足になって膝や腰に負担がかかり、全身が歪む原因にもなります。

2.爪先はヒザと同方向にする。

私たちの膝は、通常、爪先と同じか少しだけ外側を向いています。
学校などで習う「気をつけ」の姿勢は、かかとを付けて爪先を少し広げます。
が、これを脚全体ではなく「膝下だけを外側に捻る姿勢」で立つ方がとても多いです。
これを長時間続けると、必ず膝や腰を傷めるうえにO脚にもなりますから要注意です。

3.膝は前後に軽く動くくらいゆるめて立つ

膝関節には、歩いたり走ったりするときの衝撃から身を守るクッションの役割りもあります。
ピンと伸ばしすぎるとその役目が失われ、膝だけでなく足首や腰の不調の原因にもなります。
もちろん、それとわかるほど膝を曲げて立ったり歩いたりしては違う部位に負担がきますので、緩めるのはホンの少しにしてくださいね。

4.お尻をしめ下腹部に軽く力を入れる。

お尻のほっぺを軽く引き締める姿勢は、ヒップアップするだけでなくお尻の横広がりをも防ぎます。
このとき、お尻の穴も天井に向かって引き上げるよう締めると、周辺インナーマッスルが引き締められ、下腹の出っ張りが解消されます。
また、下腹部に軽く力を込めると腹直筋…胸の骨である「胸骨」と骨盤の前面の「恥骨」にかけてあります…が引き締まって骨盤が前後に倒れすぎず安定します。

5.目線(頭)を上げる。

ここが個人的にものすごく強調したいところなのですが。
「目線だけを上げるのではない」ことに気を付けてください。

頭全体を斜め後ろに引き上げます。
そして、かかとの上に腰、その上に肩、その上に耳の穴が来るように意識してくださいね。

正面から見て、鼻、あごの中心、鎖骨、へそ、恥骨の中心をまっすぐに揃えるのは前回お話しした通りです。

6.胸は張らずにアゴを軽く引いて後頭部を引き上げて。

5.までの姿勢で、自然に胸が開きますので、さらに開こうとするより前に曲がっている胸部を起こすイメージをしてくださいね。

7.腕は自然に横に下ろします。

なお、座った姿勢では「4~7」までを意識して過ごしてください。

それと、座った姿勢でのもうひとつのポイントは、膝を軽く(拳ひとつ分ほど)広げること。
膝を閉じたままお尻(骨盤)も閉じるのは解剖学的にかなり肉体に負担がかかりますので、長時間続けることは困難です。
その結果、多くの方はそのつらさに耐えられず、お尻(骨盤)を広げて座ることを習慣にしてしまいます。
お尻(骨盤)を広げた姿勢が習慣化すると、美容面、健康面どちらにとってもよいことはありません。

もちろん、その日の服装やTPOに応じては膝を閉じておくほうがよいですから柔軟に対応してくださいね。

正しい姿勢でいることはトレーニングにもなる

正しい姿勢でいることを意識することは全身をくまなく鍛えるトレーニングになります。
ジムにいかずとも必要な部分に必要な筋肉がつきますから、自然に代謝が上がり痩せやすい肉体にもなります。

ただし、本能の赴くまま無意識に飲食すると元の木阿弥となりますのでご注意を(笑)

佐倉ゆめか

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小中学校で養護教員(保健室の先生)をした後カイロプラクティック師に転身、ゲストの体の美と健康に貢献。のちに、心身だけでなく魂との調和も大切にして自分らしく豊...

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