感染力の高いはしか、感染拡大させないためには?

健康

はしかの感染拡大が懸念される

はしか、といえば昭和初期から中頃には比較的ポピュラーな病気でした。そのために、50歳以上の人であれば、子どもの頃に一度ははしかにかかったとい人が大半だと思います。しかしながら、1978年以降にワクチンの定期接種が行われるようになり、感染者が激減し、2015年には日本は「麻疹排除状態」にあると認定されるまでになったのです。

このために、はしかというと、あまり怖くない病気のようなイメージがあるかもしれませんが、実際は秋冬に猛威を振るうインフルエンザの10倍といわれる感染力を持っています。基本的にインフルエンザは飛沫感染であり、マスクや手洗い、うがいなどである程度予防できることにたいして、はしかは空気感染であるために、同じ空間にいるだけでも感染する可能性が高いだけでなく、ウィルスが小さいためにマスクで防ぐことができないのです。

そんなはしかの患者が沖縄県で急増しています。前述したように感染力が高いために、全国各地でも患者が発生、愛知県や東京でも患者が出たということもあり、感染が拡大しないように、私たち一人一人が注意する必要が出てきています。

はしかにかかりやすい人とは?

大人がはしかにかかったとしても、致死率が高いわけではありませんが、それでも脳炎や肺炎を合併すると死にいたることもあります。また、妊婦が感染すると重症化しやすく、流産や早産の可能性も高くなり、乳児が感染することで運動障害や知能障害を招く可能性もあるのです。

ワクチンの定期接種が行われるようになったことで、感染者が激減したことからもわかるように、はしかの対策として最も有効なのはワクチン接種。では、なぜ、今回感染が広がっているのかというと、1978年から2006年までのおよそ30年近く、ワクチンの接種が1回しか行われておらず、免疫力が徐々に弱まることがあるのです。

2006年以降は2回行われるようになったために、はしかへの免疫が高く、逆に1978年以前は、冒頭で紹介したように、一度ははしかにかかったという人が多いために、それぞれ抗体が強いのですが、空白の中間世代とも呼ばれる20代後半から40歳くらいの世代ははしかにかかる可能性が高いのです。

感染拡大を引き起こさないためには

今回の感染も、そもそもは海外でウィルスに感染した人が国内に持ち帰ったことが引き金となっていますので、ワクチン接種が1回だった時代に該当する方は、海外渡航前にはワクチン接種をしておく、さらに身近に妊婦さんや乳児がいる場合は、日本に居てもワクチン接種をするように気をつけておきましょう。

現在、ワクチン不足が懸念されていますが、はしかのみの単体ワクチンは備蓄が少なく品切れも多いのですが、はしかと風疹の混合であるMRワクチンは充分に在庫があるということですので、少しでも不安があるならば、予防接種を行うようにしておきましょう。それが自分だけでなく、身の回りの多くの人を守ることにも繋がります。

COCORiLA編集部

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