芸術的な宝物にも、高さ20メートルのモニュメントにもなる野菜

幸運

栄養価も高く、ダイエットにもぴったりの白菜

私たち日本人にとってもなじみ深い野菜でありながら、中国や台湾といった中華圏では特別な意味を持つとして、時として美術品として表現されたり、モニュメントや置物が作られるものをご存じでしょうか?

その野菜とは「白菜」。お鍋などの冬の料理につきもので、様々な食材との相性も良い野菜であるとして知られています。低カロリーで食物繊維が豊富なことからダイエットに最適な食材としても注目を浴びる白菜ですが、栄養価が高くてダイエットにも向いているから宝物とされるわけではありません。

財運をもたらしてくれる白菜

翠玉白菜
(出典:Wikipedia

2014年6月に東京国立博物館の「台北 国立故宮博物院―神品至宝―」にて、初めて海外出品されたことで話題となった「翠玉白菜」は、翡翠の色合いを活かしながらリアルな白菜を彫り上げたもの。作者はわからないものの、とても芸術性の高いものとなっており、現在でも人気が高い作品です。

しかしながら、なぜ、わざわざ白菜を題材にしたのかというと多くの人が「?}になってしまうのではないでしょうか? 実は中華圏では白菜は縁起物なのです。その理由は白菜を中国語でいうと「バイツァイ」となり、「百財」と同じ音になるからということです。

日本でも縁起を担いで、お賽銭を「ご縁」と同じ響きの「5円」にしたり、勝負事の前にカツ丼を食べて、勝負に「勝つ=カツ」というようなことを行いますが、それと同じようなものです。

発音は異なるのですが、音が一緒であり近いということから、財運を高めるとして白菜は好まれており、置物やモニュメントにされるわけです。ただし、前述した翠玉白菜については、白菜の白が純潔に通じるために用いられたのではないかともいわれています。

白菜を珍重するというの発想は、中国全土に広がっているようで、2016年には山東省に高さ9m幅5mという巨大なモニュメントが作られ、今年の4月には、中国最大の高さ20mという陶器製の白菜が河北省で建造されるほど。他にもサイズは異なるものの、あちこちに同じような白菜のモニュメントが存在しているようです。

巨大なモニュメントを建造するほど愛されている、財を招いてくれる縁起物である白菜。日本語だと、いまいちピンときませんが、このような知識を頭の片隅にいれておくと、中国にいったときに驚かないで済むかも知れません。

COCORiLA編集部

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