GI? GL? 低炭水化物は健康に良いの? 悪いの?

健康

賛否両論の低炭水化物ダイエット

近年ではダイエットの方法として、「低炭水化物ダイエット」などが定着してきています。これは、食品中の炭水化物が糖質へとかわるためです。糖尿病の患者さんに必須といえる糖質制限をより良いものにするためにも、このような糖質と食品の関係は色々と研究されています。

このような低炭水化物ダイエットについては、賛否両論あり、去年の夏には世界18ヶ国を対象に大規模な調査が行われ、炭水化物摂取量の多さは死亡リスクの上昇と関連しているという研究が発表されたり、今年になってからは、アメリカ医師会誌で低炭水化物ダイエットを行うことで、逆に死亡率があがったという研究が発表されるなど、未だにはっきりした決着はついていないようです。

ただし、炭水化物が糖質に変わるのは事実であり、過度の糖質を摂取するのが健康に良くないのは確かです。また、糖質を取り過ぎると体重が増えてしまうのも事実です。結局の所、ダイエットのために過度の炭水化物制限をしたり、逆に炭水化物だけを取り過ぎると死亡率があがってしまうということなのでしょう。

突然死すら招く血糖値スパイク

そんな中で、最近よく取り上げられるのは「GI」や「GL」という指標。「GI」とは「グリセミックインデックス」の略であり、こちらの値が低いほど糖質の吸収が穏やかになるというもの。糖質を急激に吸収すると、「血糖値スパイク」というものが発生します。

こちらは、血糖値の急上昇することなのですが、これが起きると血管が徐々に傷つき、生活習慣病などの要因となったり、場合によっては認知症の引き金にもなるだけでなく、最悪の場合、突然死すら引き起こすとして危険視されるようになりました。

こちらは、通常の検査ではなかなかわかりにくいために、食生活に気をつけることが重要となってきます。そのための指標となるのが低GIの食品というわけです。血糖値の吸収が穏やかなために、血糖値スパイクがおきず、肥満予防にもなるとして注目されています。

しかしながら、GIも必ずしも完璧なものではないということがわかってきました。GIは血糖値スパイクなどの防止にはある程度役立つのですが、測定が特定の条件下で行われたもので決まっているために、食品の組み合わせなどでは、低GIのはずが思いもよらない血糖値の上昇を招くことになります。

そのために、料理に使用する食品の糖質量にGIを加味して「GL」というものが考案されました。こちらは「グリセミックロード」と呼ばれており、GIが低くても、GLが高いというような状況もあり得ることがわかったのです。

結局の所どうすればいいの?

ただでさえわかりにくい、GIとGL。どちらを重視すればいいのか、そもそも低炭水化物に意味があるのか? などと悩んでしまいがちですが、基本的には腹八分目を守り、血糖値が高い傾向の方は、低GI低GLという両方の要素をチェックした上で食品を選ぶというのがベストといえるでしょう。

そして、大きなポイントとなるのが、ダイエット目的で低炭水化物や、低GL低GIを取り入れる場合は、食事だけで痩せようとせずに、適度な運動や生活習慣の見直しも含めるということです。それだけをすればOKというダイエットは存在しないということ、腹八分目と同じように、基本的なことを守るのが一番重要といえるでしょう。

COCORiLA編集部

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